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「今まで誰もやったことがないことに挑戦したい」。ビーチ引退の鈴木千代、Vリーグへ挑戦。

2021.09.03

日本代表選手として東京オリンピック出場を目指していた鈴木千代が、ビーチバレー選手を引退することを「マイナビジャパンツアー第2戦平塚大会ガラナ・アンタルチカ杯」の前に表明した。

坂口佳穗(マイナビ/KBSC)と組んで出場した大会は8月29日最終日の準決勝で溝江明香(トヨタ自動車)/藤井桜子(市進ホールディングス)組に敗れた。試合後、鈴木はコーチ、先輩、後輩を含めた親愛なる仲間たちから涙ながらに花束を受け取った。表彰式では「今日をもって新しい道へ進む。次のチャレンジではビーチバレーで培ったものを活かしていきたい」。その笑顔は、とても澄んでいて晴れやかだった。

第2戦平塚大会で取材に応える鈴木

表彰式で「近日中にいい報告ができると思う」と話していた鈴木の進路は9月3日、V1リーグのKUROBEアクアフェアリーズに9月1日付けで入団することがチームから発表された。

鈴木がバレーボールのトップステージで戦いたいと考え始めたのは、およそ2年前くらいだったと振り返る。
「それが小さい頃からの夢でした。この年になって将来の夢というのもおかしいですけど、ずっと心の片隅に残っていた夢を追いかけてみようと思いました。その夢に挑戦できるのが、今のタイミングだと思いました」。

最後の試合は坂口とペアを組んで3位だった

バレーボールからビーチバレーへの転向はよくある流れだが、トップステージにおいてビーチバレーからバレーボールへの転向は、女子選手ではレアなケースだ。主力として試合に出場した選手はいまだかつて存在しない。以前のインタビューの取材で鈴木は、「今まで誰もやったことがないことに挑戦したい」と話しており、今まさにそれを実現しようとしている。

「10年以上、ビーチバレーに取り組んできたけれど、結果が出ない日々もあって何度もやめようと思っていたこともありました。それでもなんとか東京オリンピックまでがんばろうと思って、近年はシニアでも代表として戦ってきました。まったく悔いはありません。ビーチバレーが嫌いになったわけでもないし、ケガでやめるわけでもない。ビーチバレーで経験したことを活かして新しいチャレンジに向けてがんばっていきます」と力強く語った。

V1リーグは10月16日に開幕。KUROBEアクアフェアリーズの初戦はとどろきアリーナにて行われる。

ビーチバレーの技術を活かしたプレーがVリーグで見られるのか

写真/松永和章

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