サテライト優勝に輝いたプレーヤーたち。サテライト全日程終了。

2021.11.08

2021シーズンの国内大会は、10月半ばに「マイナビジャパンツアー」全6戦が終了（第3戦沖縄大会は延期。単発大会として11月下旬開催）。ツアーの下部大会となる「ジャパンビーチバレーボールツアー2021サテライト～大成温調シリーズ～」は今年４大会を予定していたが、岐阜大会が新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止。10月に2大会、11月に1大会を開催し全日程を終えた。

ランキング上のトップ選手たちは、若手選手とペアを組んで出る傾向の強いサテライト大会。「横浜大会株式会社安田アクアリンクス東京カップ」では、今年プロ1年目となった黒川寛輝ディラン（しながわシティビーチバレーボールクラブ）がオリンピアン・白鳥勝浩（トヨタ自動車株式会社）とペアを組み出場した。ベスト4選手の中で最年少と最高齢のペアとなったが、試合を重ねるごとに息の合うプレーを見せていった白鳥/黒川組は優勝をつかみ取った。黒川（寛）は、サテライト大会初優勝となった。

女子では、今季のトップツアーで躍進した松本恋（Mt.dogs）/松本穏（Mt.dogs）組はこれまでサテライトは無冠に終わっていたが、「横浜大会株式会社安田アクアリンクス東京カップ」 ではベテランの村上めぐみ（株式会社オーイング）/藤井桜子（株式会社立飛ホールディング）組に勝利。サテライト初優勝に輝いた。

アマチュアで際立つ活躍を見せたのは、二宮大和 （松戸レガロ/湘南太郎） 。「碧南大石カップ」では関寛之（ MAGS ）と組み、次々にプロチームを粉砕し優勝。 「横浜大会株式会社安田アクアリンクス東京カップ」 では佐藤亮太（テクノスジャパン/雄大グループ）とともに準決勝で進藤涼（トヨタ自動車株式会社）/石島雄介（トヨタ自動車株式会社）組に勝利 。決勝戦では敗れたものの、攻守にわたって堅実なプレーを見せていた。

各大会入賞チームは下記の通り。

碧南大会大石カップ
【男子】
1位　二宮大和（松戸レガロ/湘南太郎）/関寛之（MAGS）
2位　黒川魁（NTTコムウェア）/黒川寛輝ディラン（しながわシティビーチバレーボールクラブ）
3位　マルキ ナシム（トヨタ自動車株式会社）/高橋巧（ANAあきんど株式会社）、Higgs Taylor（湘南太郎）山口孝司
【女子】
1位　坂本実優（株式会社キュービック・スポット/KLB）/沢目繭（ミライラボバイオサイエンス(株)/湘南ベルマーレ/KLB）
2位　松本恋（Mt.dogs）/松本穏（Mt.dogs）
3位　幅口絵里香（株式会社オーイング）/松村美由紀（ビーチの女王）、本村嘉菜（アイビークリーン株式会社/SAND BLOCK/KLB）/酒井春海（株式会社甲斐組）

東京大会大成温調カップ
【男子】
1位　黒川魁（NTTコムウェア）/石島雄介（トヨタ自動車株式会社）
2位　吉田英樹（MAGS）/倉坂正人（フリー）
3位　平良伸晃（D-FORUM）/仲矢靖央、西村晃一（ITEC WINDS）/渡邊達人（ITEC WINDS）
【女子】
1位　坂本実優（㈱キュービック・スポット/KLB）/沢目繭（ミライラボバイオサイエンス㈱/湘南ベルマーレ/KLB）
2位　松本恋（Mt.dogs）/松本穏（Mt.dogs）
3位　村上礼華（ダイキアクシス）/川崎菜々子（日本体育大学）、樫原美陽（一つ山ホールディングス）/片田朱音

横浜大会株式会社安田アクアリンクス東京カップ
【男子】
1位　白鳥勝浩（トヨタ自動車株式会社）/黒川寛輝ディラン（しながわシティビーチバレーボールクラブ）
2位　佐藤亮太（テクノスジャパン/雄大グループ）/二宮大和（松戸レガロ/湘南太郎）
3位　進藤涼（トヨタ自動車株式会社）/石島雄介（トヨタ自動車株式会社）、村上斉（株式会社ADI.G）/黒川魁（NTTコムウェア）
【女子】
1位　松本恋（Mt.dogs）/松本穏（Mt.dogs）
2位　村上めぐみ（株式会社オーイング）/藤井桜子（株式会社立飛ホールディング）
3位　坂口佳穂（マイナビ/KBSC）/辻村りこ（ANAエアポートサービス株式会社）、山田 紗也香（産業能率大学）/伊藤桜（産業能率大学）

日本ビーチバレーボール連盟主催でトップ選手が集結する大会は11月13日、14日、神奈川県川崎市川崎マリエンで開催される「第13回ビーチバレー川崎市杯」が最後となる。