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ワイルドカード組が躍動。「マイナビジャパンツアー第1戦立川立飛大会」1日目

2023.04.28

 

 国内最高峰ツアーとなる「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023」の開幕戦となる第1戦立川立飛大会が4月28日、東京都立川市TACHIHI BEACHで開催された。予選を勝ち上がってきた男女4各チームと本戦シード男女各8チーム、合計男女各12チームが出場。1プール3チームによるプール戦が行われた。

 気温23℃、初夏の訪れを感じさせた初日は、ワイルドカードで出場したチームが奮起した。東京を拠点にするVリーグプロチーム・東京グレートベアーズから出場した笠利真吾/亀山拓巳組は、シード2の黒川魁(NTTコムウェア)/福嶋晃介(NTTコムウェア)組と対戦した。

東京グレートベアーズの笠利

 第1セットは固さが見られた笠利/亀山組だが、第2セットは最大の武器であるジャンプサーブが随所で炸裂。トップチーム相手に一進一退の攻防を展開し、第1セット16-21,第2セット16-21と敗れはしたが、会場を盛り上げた。

 高校3年時にジュニア選手権で優勝経験のある亀山は、5年ぶりの公式戦。「今年入団したチームが新しいプロジェクトとしてビーチバレーに取り組むことになり、バレーとビーチは共通している部分が多い。ビーチのテクニック、フィジカルがバレーにつながると思って挑戦してみようと思った」と参戦の理由を語る。

 公式戦においてビーチ初挑戦という笠利は、「この大会に向けて1ヵ月間練習してきた中で、自分たちはできることが限られている。動き始めたところで試合は終わってしまったけど、インドアバレーと違う雰囲気でお客さんが近かったし、とても楽しかった」と振り返った。

サーブ力を発揮した笠利/亀山組

 男子もう一方のワイルドカードチームである西村晃一(WINDS)/Troy Field(WINDS)組は、シード3の長谷川徳海(フリー)/倉坂正人(フリー)組と対戦。第1セットは20-22と先取されたが、第2セットは21-19と奪取。第3セットも勢いそのまま、15-11とフルセットゲームを制した。

1勝をあげた西村/Field組

 Fieldは、2017年に国内ツアーにおいて西村と参戦した実績があるアメリカのトッププレーヤー。少しずつギアを上げていき、ネット際で覆い被さるようなブロック、鋭いツーアタックで観客を魅了した。

 初戦を終えてFieldは、「6年前は、まだ自分は若くて初めてAVP(アメリカプロツアー)に出場した。国際大会も初めて出場した年だった。そこから晃一といい関係をずっと築いてきて、もう一度日本でプレーできて幸せ。初戦はとても興奮した。だんだんプレーもよくなってきたので、もっともっとよくしていきたい」とコメントした。

 29日の2日目は、プール戦残りの試合が行われ、上位2チームが準々決勝へ進出する。

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