2025.08.30
『ジャパンビーチバレーボールツアー2025 第6戦青森大会』第1日目が8月30日、青森県青森市あおもり駅前ビーチで開催された。男女8チームによるシングルエリミネーショントーナメント方式において男女1回戦が行われた。
今大会はジャパンツアー協賛社である株式会社アクティオから「アクティオワイルドカード」が寄与され、『アクティオ杯ビーチバレージャパンカレッジ2025』男女優勝チームが出場した。
男子は日本体大の美保幸輝(3年)/高橋大地(2年)組が石島雄介(ゴッツFamilyclub)/立谷純太郎組と対戦した。5月のジャパンツアー第1戦平塚大会では石島/西村晃一組に勝利した美保/髙橋組。しかし、序盤から石島の高いブロックが壁のように立ちはだかった。「自分が狙われて、石島さんの高いブロックで上手に拾われて決められて苦しい展開になった。ジャパンツアー平塚大会の時のように本調子で打てず、サーブで攻めきれなかった」と髙橋。2-10と大きくリードを奪われ、後半少し持ち直したものの突破口を開けないまま、11-21と第1セットを奪われた。
しかし、第2セットは美保も髙橋も思い切ったスイングで得点を決めていく。持ち前の守備力も発揮し、中盤まではシーソーゲームを展開。しかし、「2セット目は1セット目の反省を活かして一進一退で持って行けたのに最後、連続失点しまい、悔しい負け方だった」と美保が振り返るように、風の中で美保/髙橋組のパス、トスの精度が乱れてしまう展開に。終盤にきて得点がピタッと止まり、17-21とストレートで敗れた。
試合後、悔し涙を見せた美保は「学生とプロの力の差を感じた。それでもジャパンツアー青森大会を経験できたことで、次の目標が明確になったのは大きな収穫になった」と振り返った。
女子は産業能率大の笹渡美海/宇都木乃愛組は、本村嘉菜(アイビークリーン)/本村成優(アイビークリーン)組に2-0(23-21,21-16)で勝利した。最終日に行われる準決勝進出を決めた。
前回出場したジャパンツアー第5戦横浜赤レンガ倉庫大会で同じ相手に負けていた宇都木は、「前回負けて悔しくてどうしても勝ちたかった。今回は美海さんと2人で楽しく、勝ちにこだわっている中でもそれを忘れるくらい1点とるのが楽しかった」と戦いを振り返った。笹渡も「楽しくできたらかこそ、劣勢の場面でも持ち応えられたと思う」と笑顔を見せた。
撮影/平野敬久
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