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庄司/Martin組、松本姉妹組が有終の美を飾る。「ジャパンツアー第9戦松山大会」最終日

2025.10.26

『ジャパンビーチバレーボールツアー2025 第9戦松山大会』最終日が10月26日、松山城がそびえる愛媛県松山市城山公園で開催された。今大会がジャパンツアーの最終戦となった。

男子優勝の庄司/Martin組

 最終日は男女準決勝、決勝戦が行われた。男子決勝は石島雄介(ゴッツfamilyクラブ)/立谷純太郎組と庄司憲右(ハウスコム)/Martin Kaufer組の対戦となった。
 試合は互いに1セットずつ奪い合うフルセットゲームへ。最後は序盤に相手のミスでリードを奪った庄司/Martin組が最後まで自分たちのリズムを保ち、2-1で勝利。3度の準優勝に終わっていたチームが、初優勝に輝き有終の美を飾った。

 自分はシルバーコレクターだという庄司は「今まで通りの気持ちだと同じ結果になってしまうと思った。本当に覚悟を決めてこのコートにすべてを 置いてくる気持ちで決勝戦は臨んだ。若い選手も増えてきたけれど、決勝を戦ってるうちの3名がベテラン。もっともっと若い力が台頭して、ビーチバレー界がもっと盛り上がっていけるように若い選手たちが育つ仕組みを作って今後は携わっていきたい。自分を育ててくれた愛媛県で 選手としてのキャリアを締めくくるにふさわしい大会になった」と感慨深げに語った。

女子優勝の松本姉妹

 女子は松本恋/松本穏組と初の決勝進出を果たした中川知香/菊地真結組の対戦となった。第1セット、第2セットともに松本姉妹の独壇場となった。「風が吹かない環境下で精度が求められる大会で難しかった」と松本穏が話したようにパス、トスをすばやくつなぎ、コートにボールを鮮やかに落としていく。
 守備が武器の中川/菊地組も必死にボールへ食らいつくが、攻撃面で決め手を欠き、力尽きた。松本姉妹は、今季2回目の優勝をつかみ取った。

 松本恋は「今シーズンは海外に照準を置いて、ジャパンツアーは出られなかった大会も多かったんですけど、出場した大会は全部表彰台に上がって昨年よりいい成績で終われたのでそこは自分らが一個成長した部分かなと思う」を胸を張った。

女子優勝の松本姉妹

プレー写真/平野敬久(横浜赤レンガ倉庫大会、名古屋大会)

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