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男女ベスト8決まる。「わたSHIGA輝く国スポ ビーチバレーボール種目」2日目

2025.09.07

「わたSHIGA輝く国スポ バレーボール競技 (ビーチバレーボール種目)」2日目が9月7日、滋賀県長浜市豊公園自由広場特設会場で行われた。ブロック代表の男女各24チームがシングルトーナメントで戦う。琵琶湖のほとりにそびえ立つ長浜城下にある豊公園にビーチが出現。福井県あわら市から搬入された山砂によってコート3面、練習コート1面、計4面のコートが高校日本一を決める舞台となった。

男子の滋賀

 2日目は朝9時から男女2回戦が行われ、地元の滋賀が登場。男子は新潟、女子は福島と対戦した。男子の下元琉煌(比叡山高)が「いろいろな方にたくさん応援される中で試合ができるのは開催地じゃないと味わえない」と振り返ったように大応援団の声援が会場中に響き渡っていたが、男女ともに0-2と敗れ、ここで敗退となった。
 今大会敗れはしたが「いい経験になった」と現在高校3年の下元。「二刀流というのが増えてきたので、大学を卒業してもインドアもビーチも、両方がんばりたい」と今後の目標を語った。

鳥取対佐賀

 男子は高校全日本選手権優勝チームであり、優勝候補筆頭の佐賀は、2回戦の鳥取戦で第1セットを15-21で先取され、会場を騒然とさせた。
「まさに鳥取中央育英高が全国大会でもやってきた速いコンビバレーをビーチでも繰り広げられるように練習してきた」と桑名伸一郎監督。フェイクステップを入れた助走から巧みな攻撃を展開するなど、佐賀と対等に渡り合った。

 しかし、第2セット以降は「やってきたことは間違いではなかったけれど、練習量の差が出てしまった」と鳥取コーチの井上勇次氏は振り返る。佐賀が王者の意地を見せ、第2セット、最終セットをもぎ取った。佐賀は3回戦進出を決め、和歌山と対戦する。

女子の福島

 一方、女子はマドンナカップ上位進出チームが次々に2回戦で敗退するという波乱含みの戦いが繰り広げられた。
 ベスト8に入った長野を1回戦で倒したのは、今大会が全国大会初出場となった福島だ。紺野真幹監督は「早送りで教えてきた中で、最初は何をやっていいかわからなかったようだが、この1、2週間で2人で作戦を考えられるようになり、チームとしてきゅっとまとまってきた。長野に勝ったことも大きかった」と話す。2回戦の滋賀戦も、2-0で勝ち切りベスト8入りを決めた。

女子の茨城

 そして7日最終試合では、マドンナカップ準優勝の愛媛が、茨城にフルセットで敗れた。激戦を制した茨城の瀧凪咲(日立第二高)は、「相手には一度も勝ったことがなかった。マドンナカップの映像を見て2人で考えて相手の弱いところを狙った結果、うまくいった。ここがヤマだと思っていたので優勝したい」と力強く語った。

 8日男子準々決勝は、高知対愛知、新潟対宮崎、静岡対熊本、佐賀対和歌山。女子準々決勝は、福井対徳島、京都対山形、茨城対福島、岡山対東京というカードとなった。

撮影/小崎仁久

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