

2026.06.19
「新人」だけど「新人」という肩書がじつに似合わない。すでにその実力は、証明済みである。
黒澤は、昨季の全日本選手権で水町泰杜とペアを組み、日本代表勢を撃破し初出場で準優勝という成績を残した。当時明治大4年。ビーチでは初々しさも漂わせながら、大学バレートップの高い技術力をビーチで発揮した。しかし、それは序の口に過ぎなかった。

今季からトヨタ自動車ビーチバレーボール部の一員として本格的にスタートを切った黒澤は、ジャパンツアー第1戦名古屋大会、22歳という若さでツアー最年少優勝を果たした。第2戦グランフロント大阪大会も優勝を掴み、目下2連勝。さらに第3戦都城大会では、U18代表、鹿屋高3年の柏木陸歩とペアを組み、レシーバーにも挑戦した。
わずかな期間で一回りも二回りも成長を遂げている黒澤。シーズン前半戦を終えてインタビューを試みた。
──パートナーの水町選手に影響を受けていることはありますか?
「泰杜さんのどんどん打っていくスタイルですかね。自分がインドアバレーを経験してきたからかもしれないですけど、泰杜さんと組んでから『打っていこう』という意識がより強くなりました。速いバレーをビーチでやり始めたのも泰杜さんと組んでからです。青木(晋平・コーチ)さんの存在も大きいですけど、インドアでやっていることをビーチでやるのは泰杜さんから影響を受けている部分が大きいです」
──以前までやっていたビーチバレーと、いま水町選手と取り組んでいるビーチバレーはスタイルが違うということですか。
「そうですね。でも以前からスウェーデンがやっているフェイクセットやジャンプセットはやってみたいと思っていました。ただやる機会がなかっただけで。だからいいタイミングで泰杜さんと組めたし、これから一緒にやっていこうとなりました」

──すぐに順応できたのですか?
「できました。インドアに近いものがあるし、インドアも長くやっていたので、リズムは取りやすかったです。自分自身、以前よりもビーチバレーが楽しくなりました。動けば動くほど楽しいし、そのほうがチームとして強いと思います。泰杜さんにはメンタル的な部分も影響を受けていますが、そこが一番影響を受けた部分ですね」
──次にメンタル的な部分についてもお聞きします。チームが劣勢になった時、雰囲気が悪くなったりすることは?
「まったくないです(笑)。自分は感じていないです。泰杜さんは、他人を攻めることはまったくない。自分を信頼してくれているのかなと思う。切り替えてくれるでしょ、という感じで試合中や試合後『次、次』と声かけしてくれることが多いですね」
──黒澤選手が水町選手に詰め寄ることは?
「ないです。泰杜さんが一方的に狙われることはそこまでないですし、試合で泰杜さんが悪いと思ったことは一度もない。お互い必ず反省点は出てくるので、ペアのせいにしても仕方ない。自分がどう改善していくかを考えたほうが次につながりますから。パートナーのことは自分でもどうしようもない。相手よりも自分にフォーカスしていくほうがチームにとっていいと思っています」

──ということは、雰囲気が悪くなるなど、そういった局面が訪れることはなさそうですか?
「(笑)。それはわからないですけど。まだ一緒にいて賞味3ヵ月くらい。これからどんなことがあるかわからないですし……
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「ブロックは自分の力だけではない」。成長の要因を語る黒澤孝太 シーズン前半INTERVIEW – ビーチバレースタイル オンライン
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