アンダーエイジビーチバレーボールアカデミー

真剣に楽しく学ぶ。「AKTIO アンダーエイジ・ビーチバレーボール・アカデミー」vol.4レポート

2023.08.02

vol.4に参加した高校生たち

 ビーチバレーに取り組む高校生を対象にした「AKTIO アンダーエイジ・ビーチバレーボール・アカデミー」のvol.4が2023年7月22日(土)、山梨県北杜市の白州体育館サンドバレーで北杜市、ホワイトウォーターランド白州、山梨県バレーボール協会の協力のもと、開催された。

山々に囲まれたホワイトビーチが会場となった

 今回、会場となった白州体育館サンドバレーコートは、八ヶ岳、駒ヶ岳、富士山の山々に囲まれた大自然の中に佇むホワイトビーチだ。およそ20年前に創設されたこの施設は、2020年フランス東京五輪代表の合宿誘致をきっかけにリニューアル。地元の花崗岩の山砂を細かく砕き、コート3面分に敷いた。観客席も設置されており、甲信越地方において貴重なビーチ施設である。

砂の上で動くためのストレッチから

 当日は、朝から晴天に恵まれ、男子40名、女子27名の合計67名が参加。東京五輪代表の村上めぐみ(立飛ホールディングス)、長野の名門・創造学園高出身の渡辺周馬(東京グレートベアーズ)、平良伸明(KBSC)の3名を講師に迎えた。ビーチバレーボールの経験が少ない高校生たちに、砂の上での動き方、ボールコントロールなどの基本練習やスパイクなどの応用練習、ゲーム形式を通して実技指導を行った。

 年に一度のビーチバレーの大会に向けて、練習するという韮崎高の女子選手は、「太陽の光や風もあって、ビーチバレーはインドアよりも難しいけど、ビーチの練習を経験したことでインドアでいいプレーができそうな気がします。この経験を活かしていきたいです」と述べた。

ビーチバレーの基礎を学ぶ

 日川高の男子選手たちは、「いつもインドアでやっていることとは違うこと、ビーチ特有のことを学びました。『ボールの下に入らないといけない』ということはインドアでも共通しているので、参考になりました」と手応えを感じていた。

基礎練習で学んだことを応用練習で実戦

 13時頃には閉会式を終え、その後のフリータイムでは、全国大会に出場するペアが、村上めぐみ講師の指導を仰ぎ、ディグ練習に取り組んでいた。

 男子では、講師とペアを組みゲームを行う姿も。猛暑の中でも暑さを吹き飛ばすほどのパワフルなプレーが続出し、充実した時間を過ごしていた。

 

スペシャルイベントの「講師に挑戦」


 前回の岐阜のアカデミーに続き、講師を務めた渡辺周馬氏は、「参加した学生の能力の高さに驚きました。ビーチでの基礎練習を経験したことで、学生の能力がさらに上がることを期待したいです。このイベントを定期的に実施することで、参加する学生のビーチバレーの基礎がしっかり出来上がると感じていますし、よりビーチバレーボール界が発展してくれることを願っています」と抱負を述べた。

ゲーム上位チームにはオリジナルタオルを贈呈

 地方開催2回目となった「AKTIO アンダーエイジ・ビーチバレーボール・アカデミー」vol.4。vol.5は11月の開催予定。今後もビーチバレーに取り組んでいく高校生たちの背中を後押ししていく。

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