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男子代表、強豪・カザフスタンを倒し、決勝へ。「AVCアジアコンチネンタルカップ」

2021.06.18

東京2020のアジア大陸枠を決める「AVCアジアコンチネンタルカップ」が6月18日、タイのナコンパトムで幕を開けた。女子はシードとなり、19日に決勝戦を戦うが、ファイナルフェーズ進出の権利は上位2チームに与えられるため、すでに進出は決定している。男子は初日、カザフスタンと対戦した。

カザフスタンは、3チーム6名中4名が2m越えという大型チーム。その相手に対し、第1代表の髙橋巧(ANAあきんど)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組がYAKOVLEV/BOGATU組に2-1(21-15,23-25,15-8)、第2代表の庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部/湘南ベルマーレ)/倉坂正人(三菱オートリース)組がSIDORENCO/GURIN組に2-1(19-21,21-19,18-16)と、ともにフルセットで2勝し決勝進出を決めた。

バブル方式のもと、行われている今大会。宿泊ホテルの前にコートが作られ、各チームのスタッフ、選手たちは1日1時間30分の練習以外は部屋から出られない。食事も1日3食、部屋まで配給されるという。決められた時間以外で外に出れば、試合出場は不可。会場内各所には監視カメラが設置されているという厳重体制だ。

選手たちは、これまで経験したことがない感染対策をとりながら試合に挑んだ。さらに大会初日は気温35℃を越え、暑さという負荷が襲い掛かった。そんな中でも、強豪のカザフスタンから勝利をもぎとった。牛尾正和監督は、「カザフスタンは事前練習を見る限り、各チームとも仕上がっていないと感じたので勝機はあると思った。試合の中で劣勢の場面もあったが、2チームともにしっかり立て直すことができた。日本チームは代表決定戦で緊迫した状態での試合を経験し、チームもできあがった状態でこの大会に臨めたのは大きかった。厳しい試合をよく勝ち切ったと思う」と選手たちを労い、初日を振り返った。

明日19日の男子の相手はオーストラリア。勝てば、ファイナルフェーズへの決勝進出が決まる。

写真/AVC

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