2021.07.16
「ビーチバレーボールジャパンカレッジ2021(第33 回全日本ビーチバレー大学男女選手権大会)」が7 月16 日、兵庫県明石市・大蔵海岸公園にて開催された。最終日は男女準決勝が行われ、男子は日本体育大学の小田涼太/福嶋晃介組、女子は産業能率大学の山田紗也香/オト恵美里組が昨年に続き、それぞれ2連覇を果たした。
男子の決勝は、日本体育大と神戸学院大の空中戦が展開された。神戸学院大1年の溝端拓真が初めての決勝と思えないほど強気なプレーを見せた。しかし、途中から日本体育大の戦術がじわじわとコートを侵略していく。「神戸学院大の準決勝の試合を見てブロックがきても、ちゃんと打てば決まると思ったので意識しすぎないようにした」と福嶋。第1セット21-19と日本体育大が先取すると、第2セットは神戸学院大のミスが続き、日本体育大が21-17と制し、2連覇を果たした。
決勝戦後、「昨年の優勝は勢いだけだったけれど、今年はがんばったという実感がある」と胸をはった小田/福嶋組。高い身体能力とクレーバーなプレーを見せた小田は「ビーチバレーは面白い。できれば将来続けていきたい。自分たちでも出られるような大会や、出場できる機会があればやりたい。まだわからないのでよく考えて決めていきたい」と展望を語った。
女子の山田/オト組は、準決勝で産業能率大の後輩、2年の伊藤桜/野口彩陽組相手に第1セットを21-14と先取したが、第2セットを16-21と奪われ、第3セットも中盤まで2点差を追いかける状態だった。しかし、「こんなところで負けてられない。連覇を狙うなんて言えない。そう思っていたら、紗也香さんが(スイングを)振れって言ってくれた」とオト。伊藤/野口組の堅実なディフェンスを強打で打ち破り、逆転に成功。最後は山田の2得点連続サーブで15-13と決着をつけた。
神戸学院大・山本誉/金元彩奈組との決勝戦。ミスの少ないバレーを展開する神戸学院大に対し、「日本体育大に勝った時点で警戒していこうと思い、サーブで攻めていこうと思った」と山田。序盤はなかなか抜け出せなかったが、テントがはためくほどの風をうまく利用したサーブが効果を発揮。第1セット21-17、第2セット21-15とストレートで勝利し、2連覇を達成した。
3位には、日本大学の川﨑健太郎/神原寛加組と産業能率大学の伊藤桜/野口彩陽組が入った。
「ビーチバレージャパンカレッジ2021」大会総括、BVStyle会員サイト&雑誌第33号に掲載予定。
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