2021.07.26
「第32回オリンピック競技大会(2020/東京)ビーチバレーボール競技」3日目が7月26日、東京都品川区の潮風公園で行われた。夜20時からのセッションの第1試合、日本代表の石井美樹/村上めぐみ組が登場し、 ドイツのLUDWIG/KOZUCH組と対戦した。
24日のオープニングゲームが不戦勝となった日本にとって、このナイトゲームが初戦。村上、石井ともに初のオリンピックの舞台を踏んだ。
相手はリオデジャネイロオリンピック金メダリスト・ LUDWIG 率いるドイツ。女王相手に日本は試合序盤から互角の戦いを展開する。スピードサーブでドイツを崩し、粘りのディフェンスを見せる日本に対し、ドイツはミスが目立つ。
中盤までラリーの応酬となるが、少しずつドイツのサーブに押され、日本は次第にサイドアウトが切れなくなっていく。12-16とリードを奪われた日本は、村上のワンブロックに切り替えるが、得点につなげることができず、17-21と第1セットを先取された。
第2セット。第1セットを奪われた日本だが、意気消沈することなく、7-4とリードを奪った。村上の相手ブロックをよく見てコートの隅ギリギリをつくショット、石井の強烈な強打が冴え、12-9と日本リードでテクニカルタイムアウトを迎えた。
しかし、ここから攻撃のリズムに変化をつけるドイツの巧妙なプレーが際立ち、14-14と同点とされる。踏ん張りたい日本。石井の正確なつなぎから村上がドイツのディフェンスの裏をつくコントロールショットを仕掛け、粘りを見せる。 だが、 サーブが好調の LUDWIG にサービスエースを奪われると主導権はドイツへ。日本は村上のスパイクミスが続き、流れを引き寄せられず、日本は20-22と敗れた。
これで日本は1勝1敗となり、ドイツは初勝利をあげた。石井/村上組の次戦は28日、プール戦最終戦。朝10時からスイスと対戦する。
写真/FIVB
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vol.2「どこかであきらめてしまった」と感じていた…
vol.3「優勝している姿をイメージすることができません」
vol.4 夜行バスに乗り、スポンサーへ挨拶に行った
vol.5 「リオを目指している」と心から言えるようになろうと思った
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