2021.09.21
今年22回目を迎える「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021 第5戦 都城大会 第22回ビーチバレー霧島酒造オープン」最終日が9月20日(祝)、宮崎県都城市「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」ビーチバレーボール特設コートにて開催された。
朝9時から女子準決勝が行われ、石坪聖野(アットホーム)/柴麻美(帝国データバンク)組と松本恋(Mt.dogs)/松本穏 (Mt.dogs) 組が決勝進出を決めた。決勝戦は2年ぶりのツアーファイナルとなった石坪/柴組が、初のファイナルの舞台を踏んだ松本(恋)/ 松本(穏)組に対し、2-0(21-17,21-14)で勝利した。
3位には長谷川暁子(NTTコムウェア)/坂口由里香(大樹グループ)組 坂本実優(キュービックスポット)/沢目繭(ミライラボバイオサイエンス /湘南ベルマーレ/KLB)組が入った。
男子は髙橋巧(ANAあきんど) /マルキナシム(トヨタ自動車)組と長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)/土屋宝士(恵比寿丸)組の決勝戦となった。第4戦名古屋大会では初の決勝、2大会連続で決勝戦に挑んだ髙橋/マルキ組は、ベテランの長谷川/土屋組に2-0(23-21,21-14)で勝利し初優勝に輝いた。
3位には庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部)/倉坂正人(三菱オートリース)組、清水啓輔(N&N corporation /中部土木)/黒川寛輝ディラン(SHINAGAWA CITY)組が入った。
大会結果はこちら。
男女ベスト4チームのコメントは下記。
石坪聖野
「コロナ禍で試合がなくなり2年ぶりくらいのツアー出場だった。前々回、前回で8チームシングルで負けたら終わりというのが不安要素に感じていたが、2大会負けたというのがあったからこの大会で全力を出せて戦えた。ビーチバレー人生において霧島酒造の商売繁盛ボトルを手にすることが夢だったのですごくうれしい」
柴麻美
「2日目までサブコートでずっと試合をしていたので、最終日に配信のあるメインコートで試合ができるのはうれしかった。配信で見てくださる方にビーチバレーの楽しさとか魅力を伝えられるような戦いをしたいと思っていた。チームを組んで5年。今シーズンは悔しい結果が続いていたが、私たちらしくとにかくつないで速いバレーができていた。いいゲームだったと思う」
松本恋
「アクティオ・ワイルドカードで出場させていただき、ありがとうございました。挑戦者としてどんな相手でも向かっていくのが自分たちのスタイルだったが、決勝戦は自分のプレーがあまりよくなかった。次の大会では妹に頼らずにプレーできるようにがんばりたい」
松本穏
「準決勝では、名古屋大会でやられた相手。名古屋でやられたことをやろうと思った。長谷川/坂口組の勝ちパターンにさせないためにプール戦の試合を見て分析した。今大会は名古屋に続いてワイルドカードを頂いたので優勝したかった。そう甘くはなかったが、パリオリンピックまで時間もないので次回は優勝できるようにがんばりたい」
長谷川暁子
「今年も霧島酒造オープンを開催していただき、ありがとうございます。天候にも恵まれて毎年きれいな白い砂でプレーができるのをとても楽しみにしている。またおいしいものを食べたり、温泉に入ったり、ビーチバレーボール以外でも楽しいことがあるのがこの大会のよさ。また来年も開催してもらえるとうれしいです」
坂口由里香
「今大会は12チーム出場ということで、平塚大会や名古屋大会とは違う組み合わせになって試合が続いた大会となった。なので、前回は勝ったけど今回は負けたとか、リベンジ戦が多く行われた大会になったと思う。この悔しい思いを次の松山や大阪でぶつけられるように時間が空くので一生懸命準備して試合に挑みたい」
沢目繭
「平塚大会からチームの調子が悪くならないように声かけの工夫はしてきた。それが上手くいっていて、長谷川/坂口組に勝利することができたと思う。今シーズンのマイナビジャパンツアーで私たちは今まで入賞できていなかったが、今大会は3位までくることができた。次の大会では1位を目指してがんばりたい」
坂本実優
「相手がどうこうではなく、自分たちがやりたいプレーをやらないといけない。練習はたくさんしているからいつもどおりやることが難しいが、ちょっとずつ克服してきたという実感がある。試合が少なくなってしまい無観客で寂しい状況だが、練習したことを発揮できる場があることに感謝している」
髙橋巧
「都城は最高の場所でした。またここにこられるようにがんばりたいし、来年の大会は有観客だとうれしい。こんなすばらしい大会でプレーすることができたのはうれしい。新しいチームになって、前回は優勝を逃したが、今回はいろんな方のおかげで優勝することができた。大会に関わっていただいた本当にありがとうございました」
マルキナシム
「優勝という結果に甘えることなく次からの大会も巧さんと優勝を目指してがんばりたい。次の大会まで練習期間があるので、改善点をひとつひとつずつ自分のものにして、試合で発揮して応援してくださる方を沸かせられるような選手になりたい」
長谷川徳海
「9月の下旬とは思えない暑さでお盆のつもりでプレーをした。僕は暑い気候が好きなので気持ちよかった。ここの会場は深い砂と風が吹いてチビ2人には好条件だったが、いかんせん自分たちのスキルが足りなかった。またしっかり練習してここに帰ってきたい」
土屋宝士
「準決勝はお互い手の内がわかった相手で同じ場所で一緒に練習している相手。そのなかで先輩から簡単なボールだけとればいいと指示が出たので、その通りにできたのが勝因だったと思う。決勝戦は先輩の言うとおり、日々精進していきたいと思う」
清水啓輔
「この都城大会は自分が2013年にツアー初優勝した会場で非常に縁起のいい場所。そういうこともあり今回も優勝を狙っていた。結果は3位となったが、十分に満足している。同じ愛知出身の松本姉妹が決勝を戦うときは縁起を肩に乗せてがんばってほしい」
黒川寛輝ディラン
「正直言うと、自分はまだまだポイントが少ないので清水選手と出させていただいた今シーズン最初で最後のチャンスだったので優勝したかった。3位という結果に終わって満足している一面もあるが悔しい想いもある。もっともっと練習して勝てように強くなりたい」
庄司憲右
「会場にいる皆様、熱いご声援ありがとうございました。そしてライブ配信の画面越しで応援してくださった方々、本当にありがとうございました。Channel JVAのチャンネル登録と高評価をよろしくお願いします!」
倉坂正人
「今大会おいしいお酒をいただけるということで祝杯にしたかったけれど、力が及ばず残念。この大会は霧島酒造さんの工場からお酒の製造過程のいい匂いがする会場。試合を重ねるたびに気持ちがよくなっていく会場なので、この空間をファンの皆さんと味わえないのは残念ですけど、僕らももっと力をつけてこの会場に帰ってきたい」
写真/松永和章
大会総括、フォトギャラリー今週掲載予定。
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