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Vリーグ経験者が初出場。マイナビ ジャパンツアー第2戦大洗大会1日目。

2022.07.29

 ビーチバレーボール国内最高峰の競技大会「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022第2戦大洗大会」1日目が7月29日、茨城県東茨城郡大洗町の大洗サンビーチで開催された。
 第1日目は16チームによる 4チーム×4プールの方式で行われ、各プール1位から3位までが決勝トーナメント進出を決めた。

 今大会は体調不良を理由に出場キャンセルするチームが相次いだ。大会前、ビーチプロツアーを転戦していた西堀健実(トヨタ自動車)/柴麻美(帝国データバンク)組、村上めぐみ(立飛ホールディングス)/藤井桜子(立飛ホールディングス)組をはじめ、川崎菜々子(日本体育大)/福田鈴菜(日本体育大)組、板橋莉子(日本体育大)/石川とわ(日本体育大)組、今井駿世(国士舘大)/ 坂東巧望(国士舘大)組、髙橋巧(ANAあきんど)/古田史郎(Dots)組、計6チームが欠場した。

 女子の川崎/福田組、板橋/石川組はプレリミナリインクワイアリ後、体調不良に見舞われたため、女子は2チーム補填できず14チームで行われた。

決勝トーナメント進出を決めた丸山

 女子においてマイナビジャパンツアーでペア初勝利を飾ったのは、丸山紗季(地元法人マーチオークシー)/辻村りこ(ANAエアポートサービス)組。丸山は大和南高、日本体育大卒業後、Vリーグdivision1のKUROBEアクアフェアリーズを経て2021年10月頃からビーチバレーへ転向した選手だ。

 持ち前の機動力をビーチで発揮。スピーディな動きを起点に相手のディンフェンスをしっかり見極めて冷静に攻撃を決めていった。『ツアー優勝』を目標に掲げて挑んでいるデビューシーズン。今大会ペアの辻村りこ(ANAエアポートサービス)とともにプール戦1試合目、坪内紫苑(ANAエアポートサービス)/藪見真歩(キヌ・コーポレーション)組を2-1で破った。プール戦2位で決勝トーナメント進出へ駒を進めた。

東京ヴェルディに所属する渡辺

 男子の注目は、Vリーグ選手唯一の出場となったdivision3の東京ヴェルディに所属する渡辺周馬。小田涼太(ハウスコム)とペアを組んで出場した。
 渡辺は昨年から公認大会に出場し、少しずつポイントを貯めてきた。「ビーチとインドア、両方やることでメチャクチャ学べることがある。ビーチバレーで大会に出始めて少しずつ上の選手と戦ってみたいというチャレンジャー精神が芽生えた」と話した。

 今回は小田からのオファーでペアを結成し出場。小田は「渡辺さんのジャンプ力は経験のある他の選手に遜色がないくらい高い(床の最高到達点345cm)。インドアではミドルブロッカーなので打ち出しが速いのも魅力」と評した。
 今大会小田/渡辺組はプール戦2敗に終わったが、「レベルの差を感じたけど、またリベンジしたい」と渡辺。夏季の間はビーチで鍛錬を積み、Vリーグシーズンにはまたフロアに戻る。身長185cm、高さが武器の二刀流プレーヤーに期待したい。

 30日大会第2日目は、12チームによるシングルトーナメントが朝9時から開始される。

マイナビジャパンツアー第2戦大洗大会トピックス、BVStyle会員サイトへ掲載予定。

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