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長谷川/倉坂組2勝目、橋本/村上組は初優勝。「マイナビジャパンツアー第4戦名古屋大会」最終日。

2022.09.20

 ビーチバレーボール国内最高峰の競技大会「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022第4戦名古屋大会」」最終日が9月19日、愛知県名古屋市北区tonarinoで開催された。台風14号の影響で第1試合を朝8時に開始され、男女準決勝、決勝が行われた。

準優勝の黒川/石島組

 早朝から風速6m/sの風が吹き続け、時折突風が見舞われるなかで行われた4試合。男子において風の中での決戦を制したのは、長谷川徳海(フリー)/倉坂正人(フリー)組だった。「グッドサイト(風下)時に点の取りあいのゲームになることはわかっていた。バッドサイド(風上)時に1点でも多く点をとれば、チャンスがくると思っていた」と長谷川。

黒川vs長谷川

 石島雄介(トヨタ自動車)/黒川寛輝ディラン(しながわシティビーチバレーボールクラブ)組とフルセットに及ぶ接戦となったが、風上側で積極的にサーブで攻め、引き離していく。相手のミスも手伝って最終セットをものにした。長谷川/倉坂組は、平塚大会に続いて2勝目をあげた。

<優勝チームコメント>
長谷川徳海
「風の中でのバレーボールは変化するので見ている人も面白く見られたと思う。自分たちはこれからアジアツアーに参戦する。元々アジア競技大会があった期間なので、トップチームが多く出てきてレベルの高い大会になる。サーブで押してブロックでしっかり点を取るという持ち味を出していきたい」

倉坂正人
「この名古屋大会は公園にきた方が足を止めて試合を見てくれて、たくさんの方に知ってもらえる大会。それは選手としてもうれしい。アジアツアーは高くて攻撃力もあるチームばかり。ディフェンスをがんばって相手を崩していきたい。それに向けて練習してきたので挑戦の場だと思っている。楽しみたい」

女子決勝戦

 女子は平塚大会の準決勝で涙をのんだ橋本涼加(トヨタ自動車)/村上礼華(ダイキアクシス)組がその時に敗れた相手、西堀健実(トヨタ自動車)/柴麻美(帝国バンクバンク)組にフルセットゲームで競い勝った。

準優勝の西堀/柴組

 風の中でジャンプサーブの切れ味が光っていた村上は、「前回負けた試合はいろいろ考えすぎてプレーできなかったので今回はいま自分たちが取り組んでいる課題に集中することを考えた」。西堀/柴組の変則なテンポの攻撃にも対応し、足を止めずに最後は主導権を引き寄せた。
 橋本/村上組は今季初優勝。昨年の名古屋大会でもシーズン初勝利を飾っており、名古屋大会2連覇達成となった。

<優勝チームコメント>
橋本涼加
「向き合っている課題がどこまでできるかがテーマだった。課題はボールを散らかさないこと。ボールが動いている時のコミュニケーションスキルを上げること。それで結果に結びついたのでうれしい。勝ち続けるのは難しいので、次戦も課題と向き合っていきたい」

村上礼華
「ワンツー返しに対してボールから目から切らずにしっかりコミュニケーションをとっていくことを心がけ、それができていた。ペアを結成してからずっとベースを作り続けてきて、今やっている課題を克服していくことでチームのベースがより固まってくる。しっかり強固なるベースを作り上げていきたい」

 次なる「マイナビジャパンツアー」は9月23日から宮崎県都城市にある霧島ファクトリーガーデンで開催される。

写真/平野敬久

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