2023.06.03
国内最高峰ツアーとなる「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023」の第3戦渋谷大会が6月3日、渋谷区立宮下公園で行われた。予選から勝ち上がった男女4チームと本戦出場男女4チーム、合計男女8チームが参戦。初日は男女1回戦が行われた。
今回の会場となったのは「渋谷区立宮下公園」、別名「ミヤシタパーク」。渋谷駅から歩いて1分ほどのところにあるパーク内にはホテルや商業施設、飲食店も隣接している。屋上にはスケートやボルダリングを楽しめるアクティビティスペースがあり、多目的運動施設の一つとしてサンドコートがある。
2020年8月にオープン以降、こけら落としや大会を開催してきたが、国内最高峰ツアーが開催されるのは初めて。初日は朝から台風2号の影響で大雨に見舞われたが、雨がおさまるにつれて無料観戦エリアが賑わいを見せてきた。
ミヤシタパークをホームビーチとしイベントを主催してきた西村晃一(WINDS)は今大会、上田翔貴(アクティブスタイル)とペアを組み、髙橋巧(ANAあきんど)/石島雄介(トヨタ自動車)組と対戦した。前回のツアーでは西村のパートナーだった石島のブロックに阻まれ、「完敗だった」と西村。0-2で敗れたものの西村は試合後、感慨深げに語った。
「僕がビーチに転向した頃(2002年)、人のいないビーチで大会が開催されていた。その頃から都心のビーチで大会をやりたい、というのが夢だった。競技を発展させるには、まず場所からだと思っていた。長い年月を経てようやく叶った。これを機に新しい層に競技の魅力を届けていきたい」。
その西村とペアを組み、予選を突破してきた上田は駒澤大卒業後、初のマイナビジャパンツアーに参戦。新生活を迎えてのデビュー戦は「緊張した」と話し、敗戦に悔しさをにじませた。
「西村さんには試合の中でコミュニケーションのとりかた、ここが大事だよというところを教えてもらったので、そこを突き詰めていきたい。社会を経験しながら、ビーチバレーでも仕事でも結果を出していけるようなプレーヤーになりたい」と将来のビジョンを語った。
写真/松永和章
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