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世界選手権の切符獲得を目指す。「U19アジア選手権」に挑む日本代表

2024.04.29

「ビーチバレーボール U19アジア選手権大会」に出場する日本代表チームが4月、神奈川県川崎市にある川崎マリエンや伊勢原市にある産業能率大で強化合宿を行った。5月1日から始まるタイ・ロイエットでの本番に備え男女8名が、基本練習やゲーム練習に取り組む姿があった。

初のチーム帯同スタッフとなった藤田氏(左)

 昨年から日本バレーボール協会ビーチバレーボール強化委員会が掲げてきたのは、「継続して発掘、育成、強化できる環境の整備」。その起点となったのは、昨年5月に開催されたU21である。
 数年先を見据えて、17歳の高校生を複数送り込んだ。そこで国際大会を経験した高校生たちは今年U19へ、進学した者は世界大学選手権組へと分かれ、選出される方向だ。

女子合宿の模様

 スタッフにおいては、昨年までチームに帯同していた白鳥歩氏が産休期間中のため、強化スタッフの藤田幸子氏、牛尾正和氏が全体の指揮を執る。
 アトランタ五輪ビーチバレーボール競技で出場経験を持つ藤田氏は、初の代表スタッフを務める。「日本バレーボール協会、日本ビーチバレーボール連盟、そして高体連と三位一体となってアンダーカテゴリーの選手たちを継続して育成できるカタチを作っていくことが重要。それに向けて、しっかり取り組んでいきたい」と述べた。

「安定感が出てきた」と言う森のセット

 昨年は、経験が浅いながらも初の国際大会に出場した森川仁湖(今治精華高3年) は、「昨年まではあきらめていたボールが、今年は走る力がついて上がるようになりました。今回はサイドアウトをしっかり切って得点を重ねて、世界選手権の出場権をとってきたい」とリベンジを誓った。

 U19日本代表の戦いは5月1日から、タイ・ロイエットで幕を開ける。

期待の大型選手・矢田

【ビーチバレーボール U19 アジア選手権大会 日本代表チーム】
<男子>
稲垣喜一(嘉悦大1年)/山下聖斗(鎮西高3年)組
川村侑聖(花巻東高校3年)/萩尾太一(愛媛県立三島高3年)組
<女子>
森川仁湖(今治精華高3年) /矢田和香(今治精華高3年)組
森愛唯(共栄学園高3年)/宇都木乃愛(共栄学園高3年)組

帯同責任者: 牛尾正和(JVA)、相楽幸子(JVA)
男子チームコーチ: 佐藤洸祐  女子チームコーチ: 坂口由里香

詳細記事▼
高体連の協力体制が整う。「U19日本代表」の発掘事業 – ビーチバレースタイル オンライン (bvstyle.net)

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