「すべてのプレーを平均点以上、出して戦う」。石井/長谷川組がパリへ出発

2024.07.23

　「第33回オリンピック競技大会（2024／パリ）」に出場するビーチバレーボール女子日本代表チームの石井美樹（湘南RIGASSOビーチバレーボールクラブ）/長谷川暁子（NTTコムウェア）組とスタッフが7月21日、パリに向けて出発。出国前に取材陣による囲み取材が行われた。

　五輪が決まってからというもの、壮行会などで忙しいながらも調整を図ってきたという長谷川は、率直な気持ちを聞かれ、「いよいよパリで試合ができることに、テンションが上がっている。調整して準備はできているので、応援してくださる方のために全力でがんばりたい」と意気込みを語った。

　東京五輪時は無観客、初めて有観客の五輪の舞台に立つ石井は「観客がいる中での五輪は初めてなので楽しみ。エッフェル塔のあのコートで早く試合がしたい」と声を弾ませた。

　石井/長谷川組の初戦はブラジルのCarol/Barbara組。長谷川は「自分たちの武器はサーブ力とディフェンスとつなぎ。諸外国よりも背が高くないので、突出した能力よりもすべてのプレーを80、90点と平均点以上出して戦えるチームだと思う。全部のプレーを見てもらいたい」と話した。

　石井も「負けていても勝っていてもしっかりコミュニケーションがとれるのが一番の強み。先のことばかり考えていると手前の部分でよくない結果になると思うので、目の前の一球、一球を全力でプレーしていきたい。五輪は誰もが戦える舞台ではないので、1日でも長くパリにいれるように最終的にメダルを目指して戦っていきたい」と言葉に力を込めた。

写真/JVA

【ビーチバレーボール女子日本代表　試合日程】
7月28日11時～（日本時間28日18時～）対ブラジル（Carol/Barbara組）
7月30日22時～（日本時間31日5時～）対オランダ（Stam/Schoon組）
8月2日9時～（日本時間2日16時～）対リトアニア（Paulikiene/Raupelyte組）