2024.09.16
「SAGA2024 国スポ」ビーチバレーボール競技3日目が9月16日、佐賀県伊万里市イマリンビーチで開催された。朝9時30分から男女準々決勝、途中にわか雨に見舞われながらも、5-7位決定戦、準決勝が行われた。男子は長崎と愛媛、女子は愛媛と東京がそれぞれ決勝進出を決めた。
準決勝で長崎に敗れたものの、準々決勝では優勝候補の熊本を破りベスト4入りを果たしたのは、岡山の大林凌久(玉野光南高) /井上滋大(玉野光南高) 組だ。岡山と言えば、とちぎ国体では準優勝、かごしま国体では5位タイと過去の国体で結果を残してきた。
今大会、快進撃の要因について岡山の 由本雅己監督は「ジュニア選手権ではまだ経験の浅い2年生ペアが出場し、今回はインドアのミニ国体にも出場している昨年から取り組んできた経験のあるメンバーで挑んだ。普段校内のビーチコートでもパス、トスをしっかり練習してきて、昨年は先輩たちが負けた熊本にリベンジができたことを誇りに思う」と話した。
今大会男女そろって2位以上が確定したのは、愛媛だ。男子は昨年のかごしま国体で2回戦負けに終わっていた佐伯琉史(松山商高)/髙内雄心(松山商高)組が、今大会は魅せた。2回戦で埼玉、準々決勝では青森、準決勝ではジュニア選手権準優勝の鳥取を相手に最大の武器である高さを発揮。力強いスイングで試合の流れを何度も引き寄せていった。
女子はU19アジア選手権日本代表に選出された森川仁湖(今治精華高)/矢田和香(今治精華高)組が、ダークホースの沖縄、昨年3位入賞メンバー率いる三重を撃破。緩急のつけたサーブが有効に決まり、危なげなく決勝進出を決めた。
愛媛の高校男女の強化を統括している佐伯美香氏は、「女子は県内でも一番強い学校が選手を送り出してきたバックアップ体制、かたや男子は中学からアカデミーに参加し継続して結果を出してくれた。両方の局面で国体の大舞台でここまで進めたことは今後に向けても大きいと思う」と振り返った。
5-7位決定戦では、男子の熊本、青森、女子の沖縄、長野が勝利し、5位入賞を果たした。
撮影/中尾敏充
INTERVIEW/COLUMN、MOVIE、PHOTO GALLERY、
雑誌 BeachVolleyStyleの売り切れ号が電子版で読み放題!