2025.06.06
『ジャパンビーチバレーボールツアー2025 第3戦都城大会第26回霧島酒造オープン』第1日目が6月6日、宮崎県都城市・霧島ファクトリーガーデンで開催された。初日は予選が行われ、U21アジア選手権に出場する男女各1チームらが出場した。
男子は2023年U21アジア選手権に日本代表経験のある柏谷玲央(天理大)と、高校2年で初代表の座を手にした柏木陸歩(鹿屋高)が参戦。
大会前日に合流し合わせたという柏谷/柏木組は、関寛之(MAGS)/詫間悠(中部土木)組と対戦。ジャパンツアー上位進出チームに力の差を見せつけられたものの、柏木は高校生ながら高さのあるスパイクやブロックなど随所に披露した。
6月18日からタイで開催される本大会に向け、課題も見つかったという柏谷は「前回のU21は先輩方がいて引っ張ってもらっていた。今回は自分が陸歩を引っ張る立場なので、プライドをしっかり持って手本になれるようにがんばりたい」と言葉に力を込めた。
将来性を買われてU21に選出された柏木は、「まさか、自分がU21代表に選ばれるとは思っていなかった。選ばれたからには武器である高さを発揮して、もっとブロックで捕まえたり、スパイクコースを広げていきたい」と目標を述べた。
女子はSVリーグのヴィクトリーナ姫路に所属している矢田和香と、鹿屋体育大の森川仁湖が出場。2023年からアンダーカテゴリーの代表として参戦し、今年で3年目を迎えたペアだ。本村嘉菜(アイビークリーン)/本村成優(アイビークリーン)組と対戦し、第1セット20-22と善戦したものの、第2セットは10-21と敗れた。
今年はSVリーグチームと大学という違う環境で、短い練習期間で挑むことになった森川と矢田。森川は、「どんな状況でも与えられた競技環境の中で結果を残したい。私たちは高校2年からずっと組んできて、最初はルールもわからず手も足も出ない状態だった。2年目は自分たちの成長を感じながら世界選手権出場まであと一歩という所まで戦うことができた。3年目はアンダーカテゴリー最後の年。自分たちがやってきたことの集大成として世界選手権の出場権をつかみたい」と力強く語った。
若き精鋭たちは敗れたが、7日から上位シードチームが登場。『ジャパンビーチバレーボールツアー2025 第3戦都城大会第26回霧島酒造オープン』本戦がスタートする。
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