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男子は日本体育大、女子は産業能率大が王座奪還。「アクティオ杯 JVA第37回全日本大学男女選手権大会」

2025.08.08

「アクティオ杯 JVA第37回全日本ビーチバレーボール大学男女選手権大会 ビーチバレーボールジャパンカレッジ2025 」が8月5日から7日、神奈川県川崎市・川崎マリエンで行われた。今年は全国各ブロックから男女64チームが出場し、第1日目からシングルトーナメントが繰り広げられた。

 女子は、昨年準優勝に終わった産業業能率大の笹渡美海(3年)と「FISUワールドユニバーシティゲームズ(2025/ライン・ルール)」で9位タイになった宇都木乃愛(1年)と、2連覇を目指す日本体大の牧悠菜(4年)/谷口心(3年)組が決勝戦で対戦した。

女子決勝戦

 ゲームはどちらが勝ってもおかしくないほど白熱。第1セットは「ビーチバレーボールNEXT2025 JVA第7回 全日本ビーチバレーボールU-23男女選抜優勝大会」で優勝した日本体大の強打やワンレシーブなど緩急つけた攻撃が、産業能率大のリズムを崩し21-19と先取した。

 第2セットも流れは変わらなかった。日体大がマッチポイントを掴むが終盤にきて少しずつブレイクに成功し始めた産業能率大が20-20と土壇場で追い付いた。「この時点で負ける気がしなかった」と宇都木。第2セットを23-21で奪い返した産業能率大は、第3セットから宇都木のサーブが機能。笹渡が強打をしっかり打ち切り、得点を重ねていった産業能率大。15-9と決着をつけ、2年ぶりに女王の座に輝いた。

 3位決定戦は、大阪学院大の大場藍海(4年)/佐原夏実(4年)組と長崎国際大の前田祥子/谷口音組が対戦し、大阪学院大が2-0(21-13,21-7)で勝利した。

女子優勝の産業能率大

 男子は、昨年覇者・国士舘大、昨年3位に輝いた林聖瑠(4年)/細田伸太郎(4年)組と「U-23男女選抜優勝大会」で優勝した日本体大の美保幸輝(3年)/高橋大地(2年)組が対戦した。

 今年の公式戦の対戦成績は3戦中すべてフルセットに及び日本体大が勝利を収めてきた。「相手は4年生でこれが最後の大会。今回は何か変化をつけてくるかもしれない」(美保)と警戒していたが、第1セット序盤から日本体大が主導権を握る展開に持ち込んだ。

男子優勝の日本体育大

 正確なボールコントロールから相手コートの隅々を狙ってボールを落としていく高橋の攻撃が次々に決まり、国士舘大を引き離していく。

 第1セットを21-12と先取すると、第2セットもますますプレッシャーをかけていく日本体大。国士舘大の巧みな攻撃を封じ込め、21-17とストレートで勝利した。昨年、準優勝に終わった先輩たちの悔しさを晴らし、王座奪還を果たした。

 3位決定戦は、大阪体育大の松本翔吾/高岡航輝組、天理大の近藤悠斗/三藤大空組の関西対決。大阪体育大が2-0(21-14,21-17)で3位にランクインした。

男子決勝戦

撮影/松永和章

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