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フレンズジェンツー2連覇、SSBVCが中学4人制王者へ。「湘南藤沢カップJVA第16回全日本ビーチバレーボールU15選手権大会4人制」

2025.08.18

 中学4人制の全国大会「湘南藤沢カップJVA第16回全日本ビーチバレーボールU15選手権大会4人制」が8月16、17日、神奈川県藤沢市鵠沼海岸で開催された。雨風に見舞われた前週からうって変わって、再び暑さを取り戻したこの週末。容赦ない日差しと海風が吹き続けた湘南の戦いは、今年もデッドヒート。全国各地から男子40チーム、女子43チームが出場した。

男子決勝戦

 1日目の予選グループ戦を経て1位から3位まで順位を決定。2日目は順位別のシングルトーナメント戦が繰り広げられた。14チームの1位グループトーナメントを勝ち上がり、男子決勝戦に進出したのは2連覇を目指すフレンズジェンツー(岐阜)と初の決勝進出を果たしたgravisキング(三重)だった。

男子準優勝のgravisキング

 試合は風をものともしない巧みなコンビバレーを展開したgravisキングがリードを奪った。しかし、徐々にブロックワンタッチを取り始め、トランジションから得点を重ねていったフレンズジェンツーが逆転に成功。28-21と力の差を見せつけ、連覇を達成した。

2連覇を達成したフレンズジェンツー

 フレンズジェンツーは、今年ホームの各務原市にビーチバレー専用コート「ペンギンオアシス」を創設。創設者であり監督の立松朋子氏は「gravisさんとは新しいコートで合宿を組んだり、切磋琢磨してきたので決勝戦で戦えてうれしかった。2連覇というプレッシャーもあったと思うけれど、その中で1点ずつ取りに行き、選手たちの心も強くなっていった」と大会を振り返った。

準優勝のクラブ・レリーフ

 女子1位グループトーナメントは、2年連続決勝進出を果たしたクラブ・レリーフ(神奈川)と、昨年準決勝で京都に惜敗し涙を飲んでいたSSBVC(兵庫)が対決した。
 序盤は地元のクラブ・レリーフが14-9と先行するが、「風の中で計算した戦い方は、相手チームが上手だった」と中野剛監督。的確なパス、つなぎでミスを最小限に抑えて攻撃を返してくるSSBVCが16-16と追いつき、持ち前のサーブ力を発揮し始める。

女子優勝のSSBVC

 中盤以降もSSBVCは大事な勝負所で、ミスの少ないバレーを展開。「普段練習しているビーチは風は吹かないが、湘南の風は特別。風向きを考えて動き、プレーするように選手に声をかけ続けてきた」と清水利仁監督が振り返るように得点を引き離したSSBVCが、28-22と初優勝を決めた。SSBVCは、昨年の中学2人制で優勝を果たしており、今年は4人制、2人制のダブル優勝、2人制連覇を狙いにいく。

4人制初優勝のSSBVC

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