2025.05.11
『ジャパンビーチバレーボールツアー2025 第2戦グランフロント大阪大会」最終日が5月11日、大阪市北区グランフロント大阪うめきた広場で開催された。
男子決勝は、髙橋巧(ANAあきんど)/池田隼平(カブト)組と、庄司憲右(ハウスコム)/Martin Kaufer組の組み合わせとなった。
今季、日本代表強化チームとして活動している髙橋/池田組は、準決勝で水町泰杜(ウルフドックス名古屋)/Thomas Hartles組と対戦。結果は2-0(21-17,23-21)と勝利したものの、池田は「サーブもメチャクチャ速くて、スパイクもビーチ選手にはないスウィングの速さ。砂に慣れてきたら恐ろしい存在」と水町のプレーを振り返った。水町/Hartles組は昨日の試合よりも息の合った攻守を見せ、日本のトップチームにそう言わしめた。
決勝戦はトップチームの意地を見せた池田/髙橋組が、開幕戦に続いて決勝進出を果たした庄司/Martin組を圧倒。2-0(21-17,21-14)とストレート勝利を収め、今季初勝利を飾った。
今季、髙橋/池田組はアジアツアーやビーチプロツアーでは未だベスト4に入れない状態だが、「だんだんチーム力も上がってきた状態で、前回のアジアツアーはあと一歩のところまでいけた。ここからもっと高めて世界選手権の出場枠を掴みたい」(池田)と意気込みを語った。
女子決勝は、開幕戦に続いて決勝進出を果たした沢目繭(ミライバイオサイエンス)/伊藤桜(日本通運)組と、西堀健実(biid)/辻村りこ(ANAエアポートサービス)組の対決となった。
沢目/伊藤組は、第1戦平塚大会後に挑んだビーチプロツアーフューチャーヌバリ大会で準優勝し、新ペアとして初の表彰台に上がった。
決勝戦では、緩急をつけたプレーで沢目/伊藤組が優位に試合を進めていく。第1セットを21-17と奪うと第2セットも怯まない。一方、西堀/辻村組は勝負所の決定打を欠き、終盤でも流れは変わることはなかった。沢目/伊藤組は第2セット23-21と勝利し、今季2勝目を飾った。
国内外3連戦を乗り越えてつかんだ優勝。沢目は、「平塚大会が終わってその日のうちに移動、ヌバリ大会が終わってその日のうちに移動、というのを繰り返して疲労はある。でも、試合数が多い方が経験になるし、自分の力にもなる。きつい試合が続くと思うけど、しっかり身体をケアして戦っていきたい」と胸を張った。
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