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石島/上田組、柴/村上組が優勝。「ジャパンツアー第3戦都城大会」

2025.06.08

『ジャパンビーチバレーボールツアー2025 第3戦都城大会 第26回ビーチバレー霧島酒造オープン」最終日が6月8日、宮崎県都城市霧島ファクトリーガーデンで開催された。初日、2日間ともに晴天に恵まれたが、この日は朝から大雨に見舞われた。

 男子決勝は、黒川寛輝ディラン(LIVZON)/長谷川徳海(ハウスコム)組と、予選から勝ち上がってきた石島雄介(GOTTSファミリークラブ)/上田翔貴(全日空商事)組が対戦した。
 試合は開幕戦で優勝を果たした黒川/長谷川組が、終始リードし21-16と先取する。だが、2セット目は形勢逆転。石島がネット際でプレッシャーをかけ流れを引き寄せると、石島/上田組が21-17と奪い返し最終セットへ望みをつないだ。

 雨足が強くなる中でも、冷静沈着にボールをつなぎ主導権を握ったのは、石島/上田組だった。サーブで狙われた上田もミスすることなく、しっかりと強打を決めていく。一方、黒川/長谷川組は9-11から2本連続のスパイクアウトで点差を埋めることができない。最終的に15-11と石島/上田組が勝負を制した。

男子優勝の石島/上田組

 2年ぶりに優勝を果たした石島は、「41歳になり、もう優勝できないと思っていたけれど、上田くんに助けられて、なおかつサポートしてくださる方、応援してくださる方とともにファミリーとして戦うことができた。子どもたちがこんなに応援してくれるのは都城大会だけ。本当に励みになった」と優勝インタビューで喜びを語った。

 ジャパンツアー初の決勝戦で初優勝を掴みとった上田は、「練習が少ない状況で、予選から試合を重ねるにつれ、コミュニケーションを図って動きが合ってきた。 雨で集中力を持続させるのが難しい中、大切なのは2人の気持ち、力を合わせて戦うことだと思っていた」と振り返った。

女子優勝の柴/村上組

 女子決勝は、今大会ワイルドカードを獲得したオーストラリアのCassandra Dodd/Caitlin Bettenay組と国内戦初出場となった柴麻美(帝国データバンク)/村上礼華(ダイキアクシス)組が顔を合わせた。

 降り止まない雨の中、始まった女子決勝戦。「雨でボールが重くなっているので、それに負けないように強く当てることを意識した」という村上のサーブで主導権を握った村上/柴組が、第1セットを21-16と先取。第2セット目以降も、正確なパスから安定した攻撃を展開していった柴/村上組。21-15とストレートでジャパンツアー今季初優勝を飾った。

 柴は都城大会3連覇を達成。試合後、「国際大会が続いている中、この大会ではチームで取り組んでいる課題をチャレンジしていた。その部分がうまく噛み合ったので、次の国際大会ではメダルを狙いたい」と意欲を見せた。

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