2025.07.23
「FISUワールドユニバーシティゲームズ(2025/ライン・ルール)」ビーチバレーボール競技3日目が7月23日、ドイツ・デュイスブルクのSportpark Duisburgで行われた。
日本代表チームは男女ともにプール戦で2敗を喫し、プール戦3位でラッキールーザー進出を目指し、3試合目に挑んだ。
日本代表女子の宇都木乃愛(産業能率大)/森川仁湖(鹿屋体育大)組は、ルーマニアと対戦。「相手チームは身長も低いし、強打を打ってこないチーム。いかに自分たちが足を動かせるかがポイントだった」と宇都木。堅実な守備から緩急をつけた攻撃を繰り出し、試合の主導権を握る展開となった。
2-0(21-12,21-7)とルーマニアを下し、初勝利をあげた森川は「相手の小技に対し、自分たちの守備範囲を明確にして細かく伝えて共有しながらケアできた」と笑顔を見せた。
プール戦3位を確保しセット率で他チームを勝った日本女子は、ラッキールーザー進出を決めた。
日本代表男子の水町泰杜(トヨタ自動車)/黒澤孝太(明治大)組は、試合巧者のリトアニアと対戦。昨日の敗戦から一転、日本男子は第1セットから持ち味の攻撃力を発揮。強豪のリトアニアと一進一退の攻防戦が繰り広げるが、終盤のラリーをものにできず21-23と先取された。
第2セットは黒澤がネット際で存在感を発揮しブロックポイントで流れを引き寄せる。「初戦、第2戦と力を出し切れなかったので負けた後、しっかり切り替えて気持ちを作ってきた」と黒澤。リトアニアを大きく引き離し、21-15とこの大会初のセットを獲得した。
第3セットはリトアニアのサーブの狙いが黒澤から水町へ。あと一歩のところで得点がとれず、「狙いが変わってサイドアウトをとれなかったときもあり、その1、2点が最後まで響いた」(水町)。日本男子は最後まで点差を埋められず、12-15と敗れた。
敗れはしたが、チーム結成以来、初めてセットを獲得した水町/黒澤組。「試合を重ねながらこうしよう、ああしようとかみ合ったときもあって、試合をしながら改善できたので価値ある1セットだった。試合を重ねるごとに自分たちのかたちとして良さが出てきた」と水町は振り返った。
日本男子はプール戦3連敗で4位となり、23日の17-24位順位決定戦へまわる。
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