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U-23で高校生が大学生に勝利。「第3回全日本U-23男女選抜優勝大会」

2021.07.19

「ビーチバレーボールNEXT2021 第3回全日本ビーチバレーボールU-23男女選抜優勝大会」が7 月17 、18日、兵庫県明石市・大蔵海岸公園にて開催された。この大会は前年、前々年の「ビーチバレーボールジャパンカレッジ」や「ジュニア選手権」「マドンナカップ」の上位チームに出場権利が与えられる。

兵庫県明石市をはじめとする後援各社、協賛社の多大なるバックアップのもと、アンダーカテゴリーの強化を図る全国大会だ。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、2018年から数えて今大会で3大会目を迎える。

今年は「ビーチバレーボールジャパンカレッジ」の後に開催され、大学・高校の男女24チームが出場。17日は3リーム総当たり戦の予選グループ戦が行われ、18日は16チームによる決勝トーナメントが開催された。

決勝トーナメントで大学チームに勝利した福岡・八幡高の小畑/藤田組

男子は、福岡・八幡高の小畑建人・藤田和也組と岡山・玉野光南高の松本大空・春名優作組が決勝トーナメントで大学チームを破った。両チームはともに準決勝で激突し、玉野光南高が勝利した。玉野光南高は準決勝で日本大の水島健/川崎健太郎組に敗れたが、3位決定戦の相手となった日本体育大の小田涼太/福嶋晃介組が棄権したため、岡山光南高は3位に輝いた。

高校生チームで3位に輝いた玉野光南高の松本/春名組

岡山玉野高の松本/春名組は「技術のある大学生と対戦することで、自分たちはそこに食らいつけるように戦えるのでいい経験になります。三重国体では優勝を目指していきます」と試合後に述べた。

男子決勝戦は、ビーチバレーボールジャパンカレッジ王者の日本体育大を破った慶應義塾大の安達龍一/島田航希組と日本大が対戦。198cmの高さを誇る安達と慶應義塾高時代に春高バレーで活躍したテクニシャン・島田の攻守がかみ合い、2-0(21-16,21-19)でストレート勝利した。「最終日は龍一さんの調子がよかった。サーブで狙われるのは自分だとわかっていたので、ガムシャラに強気で攻めていこうと思った」と島田。ペア結成2年目で初の全国優勝を果たした。

男子優勝の安達/島田組

女子決勝戦は、産業能率大2年の伊藤桜/野口彩陽組が優勝。準決勝ではビーチバレーボールジャパンカレッジ準決勝で敗れた同じ産業能率大の先輩・山田紗也香/オト恵美里組を破り、初の決勝へ。決勝戦では、神戸学院大の山本誉/金元彩奈組に2-0(21-16,21-18)と勝利。全国大会ではずっと3位どまりだったが、初めて日本一の座に輝いた。

伊藤は「学内戦では1位だったけど、皆の前で自分たちが強いということを証明したかった。それを結果で残せてうれしい」と涙ながらに喜びを語った。

女子優勝の産業能率大の野口/伊藤組

大会写真 PHOTOGALLERY 掲載中
さらに詳しい記事、大会総括は、BVStyle会員サイト&雑誌第33号に掲載予定

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