2021.07.28
「第32回オリンピック競技大会(2020/東京)ビーチバレーボール競技」5日目が7月28日、東京都品川区の潮風公園で行われた。9時から始まった朝のセッション第2試合において、日本代表の石井美樹/村上めぐみ組とスイスのHÜBERLI/BETSCHART組が対戦した。
ストレート勝利でスイスに勝利すれば、決勝トーナメント進出が決まる日本。初めてのオリンピック出場となるスイスを相手に第1セットは互角の立ち上がりを見せる。
「2戦目のドイツ戦ではまだまだ出し切れると思った」という村上が、この試合ではスイスの強烈なスパイクを次々に拾い上げていく。日本は相手コートのエンドラインいっぱいをめがめて奥へ奥へスピードサーブを放つ。「ドイツ戦はいいところも少しあったが、私たちはディフェンスを上げていかないと話にならない」と気を引き締める石井のサービスエースも決まり、日本は勢いに乗っていく。
11-10とテクニカルタイム中、「相手のレフトが動けていない」という石井の分析が的中し、村上のサーブがレフト方向へ炸裂。3連続サービスエースで日本は14-10と一気に引き離す。この後も次々に堅実なディフェンスから高い決定率を見せた日本は、第1セットを21-14と先取した。
第2セット。序盤は好調のサーブでスイスを苦しめた日本だったが、中盤以降は日本の攻撃が簡単に決まらなくなる。スイスはコート前方に網を張り、レシーブを成功させていく。9-12とリードを奪われた日本は、なかなか点差を詰められず、19-21と第2セットを奪われた。
最終セット。この試合、4本のサービスエースを決めた石井がサービスエースを決める。しかし、スイスの攻撃に対応できない日本。その一方では、スイスはスパイクの力強さがどんどん増していく。村上のショットをマークされ、サイドアウトが切れなくなった日本は、最後まで流れを引き寄せられずに12-15と敗れた。
日本はこれで1勝3敗。プールFにおいて3位となり、3位グループのうち得失点差で上位2チームに入れば、決勝トーナメントへ、3位以下になれば、7月31日に行われるラッキールーザーズマッチに進出する。
お詫び)7月28日試合後の第1報の記事見出し、記事終わりに間違いがありました。訂正しお詫びいたします。
写真/FIVB
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