2022.07.24
「ビーチバレーボールNEXT2022 第4回全日本ビーチバレーボールU23男女選抜優勝大会」最終日が24日、兵庫県明石市大蔵海岸公園にて開催された。8月9日から開催されるビーチインカレの行方を大きく占う本大会。どのチームもここで弾みをつけ、盤石の状態でビーチインカレに乗り込みたいところだろう。
男子の準決勝は、駒澤大(上田/髙橋)対神戸学院大(出口/溝端)、日本体育大(富田/濱口)対鹿屋体育大(八木/井上)という組み合わせとなった。昨年のビーチインカレ準優勝の神戸学院大と駒澤大が迫力のある空中戦を展開し接戦にもつれこむが、地元の神戸学院大が逃げ切り、2-0で決勝進出を決めた。
決勝戦は波に乗る神戸学院大と日本体育大の対決。序盤から一進一退の攻防戦になったが、狙いを定めたサーブに加えてブロッカー・溝端とレシーバー・出口のディフェンスがかみ合った神戸学院大が第1セット、27-25と先取した。第2セットも神戸学院大の勢いは止まらない。中盤から主導権を握った神戸学院大が堅実な攻守を発揮し、第2セット21-12で初優勝を決めた。
<優勝チームコメント>
出口司透
「最後の決勝戦はレシーブとつなぎがよくて、決めきれた部分があったことが印象に残っている。昨年に比べるとブロックとレシーブの駆け引きがうまくいっているのでチームとして成長を感じている」
溝端拓真
「大会を通して自分自身のメンタルが昨年より成長していると感じた。ビーチインカレもこのままの調子で挑み、昨年準優勝の雪辱を晴らしたい」
他方、女子の準決勝は、松山東雲女子大(上本/江原あ)対日本体育大(川崎/福田)、明海大(衣笠/菊池)対武庫川女子大(宮下/宮)が対戦した。ともに有力チームである日本体育大と明海大がそれぞれ相手チームを圧倒し、頂上決戦へ挑んだ。
関東対決となった決勝戦。第1セットは3年の福田がボールがつなぎ、4年の川崎がしっかり強打を決めていく。日本体育大がリードを奪い、21-18と第1セットを先取した。第2セットは戦略的なワンレシーブが効果的に決まり始めた明海大が21-16と奪い返した。
最終セットは7-7の場面、明海大の衣笠が足の痙攣を起こして試合は一時中断。けれども、明海大は持ち前のボールコントロールを武器に先にマッチポイントを握る。それでも冷静さを失わず慌てなかった日本体育大が16-14と勝負をつけ、初優勝に輝いた。
<優勝チームコメント>
川崎菜々子
「今年初めて大学生、高校生と戦った。この結果をふまえてビーチインカレのタイトルをとれるようにもう一回気を引き締めてがんばりたい」
福田鈴菜
「難しい場面でも自分たちの強みである強打を振っていくことはできた。その中でもっとラクに点をとっていこうと意識していたことができたのがよかった」
◆大会写真「PHOTOGALLERY」 に後日掲載予定
◆さらに詳しい記事は、BVStyle会員サイトに掲載予定
◆弊誌写真について:SNSのご使用の際は、記事の拡散やリンク紹介はぜひよろしくお願いいたします。ただし、写真単体をダウンロードし、他所での無断転載はご遠慮ください。写真単体を転載する場合は、「写真/ビーチバレースタイル」と明記をお願いいたします。
INTERVIEW/COLUMN、MOVIE、PHOTO GALLERY、
雑誌 BeachVolleyStyleの売り切れ号が電子版で読み放題!