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ベスト4チームが決まる。「マイナビジャパンツアー第1戦立川立飛大会」2日目

2023.04.29

 

 国内最高峰ツアーとなる「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023」の開幕戦となる第1戦立川立飛大会が4月29日、東京都立川市のTACHIHI BEACHで開催された。時折、運営テントが揺れるほどの強風に見舞われた2日目は、男女プール戦と準々決勝が行われた。

 男子は、シード下チームがシード上チームを破る下剋上が繰り広げられた。大型の新ペアとして注目されていた黒川寛輝ディラン(しながわシティビーチバレーボールクラブ)/古田史郎(DOTs)組は、予選から勝ち上がってきた関寛之(MAGS)/詫間悠(中部土木)組に0-2で敗れた。

詫間vs古田

 昨年はビーチバレージャパンでトップ大会デビューを果たし、今大会がマイナビジャパンツアー初出場となった古田は、「世界をベースに考えると、どんどんボールを叩いていくというスケールで勝負していきたいと思っている。そこを活かすための技術が必要だし、今大会いい部分はあったけれど、難しい展開が多く不安定な部分があった。そこまで到達できなかった」と悔しさをにじませた。

 ベスト4に残ったのは、関/詫間組、長谷川徳海(フリー)/倉坂正人(フリー)組、西村晃一(WINDS)/Troy Field(WINDS)組、髙橋巧(ANAあきんど)/上場雄也(松戸レガロ)組の4チームとなった。

 なかでも金星をあげたのは、上場/髙橋組だ。昨季1勝(大洗大会)している黒川魁(NTTコムウェア)/福嶋晃介(NTTコムウェア)組に2-0で勝利した。
 2016年の日本代表決定戦や2017年の愛媛国体でペアを組んだことがある2人が、6年ぶりにペアを復活させた。

6年ぶりにペアを組んだ髙橋と上場

 現在、上場は仕事に軸を置いたアマチュアプレーヤーだが、「上場さんはスパイクの切れもいいし、ブロックも何本も決めてくれた。あとは自分が後ろで拾えば、もっといいチームになる」と髙橋。今後は第2戦平塚大会での出場を予定しており、このペアでアジア競技大会の出場権獲得を目指す。

 女子は、坂口由里香(トーヨーメタル)/長谷川暁子(NTTコムウェア)組、橋本礼華(ダイキアクシス)/橋本涼加(トヨタ自動車)組、柴麻美(帝国データバンク)/丸山紗季(マーチオークシー)組、坂本実優(キュービック・スポット)/沢目繭(ミライラボバイオサイエンス)組の4チームだ。

ペア結成1年目の丸山/柴組

 ペア初結成でベスト4入りを果たしたのは、柴/丸山組だ。転向2年目で初のツアー最終日に残った丸山は、「結果を出したいと思っていたので、最終日に残れてよかった。ワンブロックにも初めて挑戦している。スピードや幅を活かして、いろんなことをやっている。ひとつひとつ目の前の試合に勝つことを目標に明日もやっていきたい」と意気込みを語った。

 柴も「このチームでの大会はまだ4大会目。元々組んでいるチームより試合数は少ないけれど、ちょっとずついいかたちでチーム力は増していると思う」と手応えを語った。

 30日最終日は、男女準決勝、決勝戦が行われる。

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