アンダーエイジビーチバレーボールアカデミー

真剣に楽しく学ぶ。「AKTIO アンダーエイジ・ビーチバレーボール・アカデミー」vol.1レポート

2022.09.01

 ビーチバレーに取り組む高校生を対象にした「AKTIO アンダーエイジ・ビーチバレーボール・アカデミー」の記念すべきvol.1が2022年8月28日(日)、東京都立川市タチヒビーチで開催された。

イベントオリジナルTシャツを着て記念撮影

 このイベントは、2018年より「マイナビジャパンツアー2022」のツアーオフィシャルスポンサー、2022年には「アクティオ杯 ビーチバレーボール・ジャパン・カレッジ2022」の冠スポンサーを務めてきた総合建設機械レンタルを展開する株式会社アクティオが、「若者のチャレンジを応援し、世界に飛躍していく人材育成や挑戦する機会を作っていく」というコンセプトのもと創設された。

 vol.1は、東京五輪代表の村上めぐみ(立飛ホールディングス)、東京五輪ジア予選に出場した坂口由里香(大樹グループ)を講師に迎えた。イベント当日は早朝から小雨が降り続いたが、開会式が始まる頃には雨はぴたりと止んだ。株式会社アクティオ 広報部長 進浩氏の挨拶を皮切りに幕が上がり、高校生男女26名が躍動した。

株式会社アクティオ広報部長の進氏の挨拶

 午前中は、砂の上で速く動く、高くジャンプすることを目的としたダッシュやステップなどを取り入れたウォーミングアップからスタート。練習メニューは、単純に基本技術を反復で練習するのではなく、常に実戦を想定し意識しなければいけないポイントなど講師陣から伝授していった。

軸を見せてからの攻撃練習

 例えば、攻撃では攻撃の軸を相手に見せることを意識すること、ディフェンス面ではブロックをつくことを前提にしたディフェンスの戦術、風を利用したパス、トスの上げ方など2人制ならではの戦い方をテーマに指導が行われた。

講師陣のよるレシーブの指導

 お昼休憩を挟み、午後は午前に学んだことを念頭に置き、サイドアウト力を高める勝ち残りゲームを行った。午前は真剣なまなざしで講師陣の話を聞いていた参加選手たちだったが、実際のゲームになるとコートに笑い声が響いた。終始、明るいムードで上位および下位トーナメント戦が行われ、最後にそれぞれ勝者を決めた。

真剣な表情で話を聞く選手たち

 栃木国体に出場する埼玉代表の黒木千暖/山澤水月組(ともに星野高)は、「五輪選手に教えてもらうのは初めてだったし、普段やったことがない練習に取り組めてとてもためになった。国体に向けてお互いに成長してチーム力を高めていきたい」と健闘を誓った。

笑顔がはじけた学びの場となった

 下位トーナメントで勝者に輝いた長沢央生/金光和泉組(ともに浦和高)は「とても楽しかった。自分が課題にしていた技術はまだできるようにはなっていなけれど、自信がついた。大学に行っても楽しくビーチバレーを続けたい」と笑顔をのぞかせた。

参加賞と賞品を授与された選手たち

 講師を務めた村上めぐみは「これまで体験会などでビーチバレーを教えたことはあったけれど、アカデミー形式で教えるのは自分自身初めて。ビーチバレーという競技の本質や方向性を示しながら、集中するところは集中する、楽しむところは楽しむという空気感を作るように心がけた。やっていく中でいいプレーが出て、最終的には高校生たちがビーチバレーの魅力を理解し始めて勝手に楽しんでいく雰囲気を作ることができたのがよかった」と振り返った。

村上めぐみ講師の話に耳を傾ける

 予定どおり、14時30分にすべての日程を終え、閉会式へ。冠協賛である株式会社アクティオ広報部の進氏は「今日このアカデミーで体験したことをひとつでも忘れずにビーチバレーやこれからの人生に活かしてほしいです」と激励のメッセージを送った。

実戦形式の練習は盛り上がりを見せた

 ケガ人もなく、盛況で終わったvol.1の「AKTIO アンダーエイジ・ビーチバレーボール・アカデミー」。vol.2は参加者の公募を行い、11月3日(祝)の開催を予定(会場調整中)となっている。

◆vol.1の模様は「ビーチバレースタイル第35号」に掲載いたします。参加者全員に掲載号を贈呈致します。


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