アンダーエイジビーチバレーボールアカデミー

青森で初開催!「AKTIO アンダーエイジ・ビーチバレーボール・アカデミー」vol.11レポート

2025.06.25

 日本のトップ選手やコーチが、全国各地の高校生に練習法から実践的な戦術まで教える「AKTIOアンダーエイジ・ビーチバレー ボール・アカデミー」11回目となる青森ステージが、6月15日に青森県八戸市の白浜海水浴場で行われた。

開会式

 当初は、2026年に青森県で行われる「あおもり国スポ」ビーチバレーボール競技の会場となるサンセットビーチあさむしでの開催を予定していたが、国スポ開催に向けた工事のため、県内有数のビーチバレー活動拠点である八戸市の白浜海水浴場で開催が決まった。

ウォーミングアップ
高校生男女47名が参加した

 当日は天候にも恵まれ、県内だけではなく秋田、岩手からもエントリーがあり、高校生男女47名が参加した。今回の講師は、日本最高峰のジャパンツアーで活躍する立谷純太郎、詫間悠とプロコーチの牛尾正和氏の3名。地元の東北で福島で生まれ育ち、相馬高校時代にビーチバレーと出会った立谷と詫間という現役若手選手の2人が、メイン講師を担当した。

メイン講師を務めた詫間

 今回の参加者は、7割方がビーチバレー初心者ということもあり、コンプセプトは「ゲームに近いメニューを取り入れ、慣れ親しんで楽しんでもらうこと」。とはいえ、男子においてはスパイクを力強く打ち込める選手も多く存在していた。これには牛尾氏も「ビーチバレー初心者が多いと聞いていましたが、教えれば教えるほど吸収していた。若い世代は短時間で成長するスピードが速いと改めて感じました」と、参加者たちのバレーボール能力の高さに驚いていた。

スパイク練習

 岩手からやってきたという高校男子選手は「プロのビーチバレーボール選手から直接、指導を受けるのは初めてだったので、いろいろと学ぶことができ、有意義な時間でした。特にビーチバレーは風など天候に左右されるスポーツなので、打ち方など第一線で戦っているプロ選手からのアドバイスはとても勉強になりました」と今後に向け意欲を見せていた。

笑顔でプレーする参加選手
新たなプレーに挑戦する参加選手
コート上は笑顔であふれていた

 今回、初めてメイン講師を担当した詫間は「できなくても、まずはやってみるをテーマに置き、取り組みました。メイン講師の経験は貴重ですし、参加した学生たちがとにかく真剣に楽しくプレーをしてくれていたことが印象的でした」と振り返った。

メイン講師と一緒に記念撮影
賞品をゲットした選手たち

「東北出身なので東北の若い世代に教えることができてよかった」と言う立谷は「なるべく多くの学生と触れ合い、1つでも今後の糧になればと思い、指導を行いました」。午前のメニュー終了後は、参加選手たちからも記念撮影のリクエストが多くみられ、指導する立場としてしっかり足跡を残した。

全員に参加賞を贈呈
参加賞を受け取る選手たち

 このアカデミーの冠協賛を行う株式会社アクティオは、日本のトップツアー「ジャパンビーチバレーボールツアー」への協賛、「ビーチバレーボール大学選手権」もスポンサードしており、日本ビーチの頂点から裾野まで、あらゆるレベルでの支援を行っている。 

参加者全員と講師で記念撮影

 今シーズン4年目を迎えた「AKTIOアンダーエイジ・ビーチバレー ボール・アカデミー」は、10月18日に栃木県足利市で開催が予定されている。

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