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ベスト4進出チーム。「東京2020ビーチバレー代表決定戦」男子大会

2021.06.05

東京2020ビーチバレーボール競技の開催国枠としての出場が内定する「東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦」男子大会第1日目が6月5日(土)、東京都立川市のTACHIHI BEACHで開催された。

大会前日のPCR検査により、柴田大助が新型コロナウイルス陽性が判明したため、西村晃一(ITEC WINDS)/柴田大助(ITEC WINDS)組が出場不可となり、シード6は佐藤亮太(テクノスジャパン/雄大グループ)/平良伸晃(D-FORUM)組が出場することになった。

初日は6チームが出場し、第3シードから第6シードまでの4チームが1回戦を行う。勝利チームは第1・第2シードとの2回戦に進出。1、2回戦で敗れたチームは敗者復活戦へまわり、一度負けても準決勝進出へ可能となる変則ダブルエリミネーション方式で行われた。

2回戦では、石島雄介(トヨタ自動車)/白鳥勝浩(トヨタ自動車)組、髙橋巧(ANAあきんど)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組の二強が、無傷で準決勝進出を決めた。

午後の敗者復活戦では、ともに1回戦で敗れた庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部/湘南ベルマーレ)/倉坂正人(三菱オートリース)組と佐藤/平良組がフルセットゲームの末、勝利しベスト4への切符をもぎ取った。

以下6チームのコメントは下記の通り。

■髙橋/長谷川組
長谷川「開幕戦では感情を出さずに冷静にプレーしていたが、女子の大会や1試合目の雰囲気を見ていてこれは開幕戦の感じではうまくいかないと思ったのでガラリと変えた。自分としては世界で勝つためには、状況に合わせて使い分けるようにしている。明日は明日でまた状況に合わせて変えていきたい」

髙橋「開幕戦は棄権してしまったが、翌日から練習できて問題なく調整してきた。1セット目はとられてしまったけど、丁寧に一緒にプレーできたのがよかった。1試合を観ていて村上選手の強打の調子がよかったので『今日はフルセットになるね』と話していた。そういう意味では準備ができていたので、あせることなく対応できたと思う」

■石島/白鳥組
白鳥「勝ててホッとしている。延期になったことで、開幕戦でできなかったやまだまだ詰められるところ、チームとしても個人としてもあったのでそこを詰めることができて有意義に過ごせた。明日は雨予報。自分は雨男なので、そういう意味で雨の状況で試合をたくさんやっている。むしろ雨ふっているほうが楽しい」

石島「試合には勝ち負けがあるけど、その前に1点1点の積み重ねがすべて。いい意味でも悪いでも、いい試合だった。1点の先にあるのが結果であって自分たちは積み重ねというのをテーマにしてやっている、その先に勝ちがあると思っている」

■庄司/倉坂組
倉坂「2人ともに緊張していてそれを最後まで引きずった。いつもどおりのパフォーマンスができず、修正がききづらい状況だった。それでも思い切ったプレーで気持ち的に割り切ったところが勝ちにつながった。自分たちの相手は格上が多いが、それでもいつか自分たちにも流れがくると思っている。よくない部分は出し切ったので、思い切って格上相手にチャレンジャーの気持ちを出したい」

庄司「技術の部分でなかなかうまくいかない部分があったが、気持ちを出していこうと話し合ってそれが1点でも多くつながった。自分たちは劣勢には慣れているので、集中力を切らさずについていって逆転できる作戦を展開できたのが、勝因だと思う。今晩はしっかり食べて寝て、明日も自分たちの武器であるパワービーチバレーボールを展開していきたい」

■佐藤/平良組
佐藤「僕らはこの6チームの中で若くて経験値がないチーム。マッチポイントだろうが、最初の1点だろうが、同じ1点をもぎ取りに行く気持ちでただ1球にかけて平常心で戦えた。西村/柴田組の気持ちもわかるので、自分たちはとにかく恥じないように…という想いがあった」

平良「大会前日の夕方、正式に出場が確定した。何が起こるかわからない状況で自分たちは出るための準備はしてきた。この場でプレーできるのは光栄のこと。自分たちの力を出し切ることに集中してそれができたから勝てたと思う。初めての大舞台だけど気負うことなく気にせずプレーすることが恥じないプレーにつながると思う」

■村上/清水組
村上「負けてしまって言うのもなんだが、自分たちのチームのすべてを出し切れた1日だと思っている。試合の中でああすれば、こうすれば、とかあるけれど、現場で話し合いながら苦しみながら覚悟を決めて選択してトライ&エラーを繰り返したので試合に関しては納得している」

清水「今日で終わってしまったのは素直に悔しい。1試合目2試合目悪くない試合ができて、最終試合は体力的には難しいと思っていたが、やれることはできた。相手は若いし勢いがあり、体力面でも有利だとわかっていたけど、そのうえで自分たちは最善を尽くした。あとは気持ちだけで精一杯やった結果だった。いまはほとんど覚えていない」

■土屋/池田組
土屋「西村さんから直接連絡もらって『がんばれ』と言ってもらった。その分もしっかりやりたいと思って臨んだ。自分がこの場に立てるのは、西村さんのおかげだと思っている。試合にはアクシデントがつきもの。パートナーに何かあったら助けるし、何かあったら助けてもらう。最後の試合、足がつった状態でも結果的にがんばったと思う」

池田「第1セット、いい流れのときは自分の力は出し切れた。ただ最後の試合に関しては悔いは残るし、完全に自分の力不足で負けてしまった。土屋さんに申し訳ない。情けない僕をずっと見捨てずに厳しく指導してもらって、感謝しかない。最後もこういう形で終わってしまって本当に申し訳ない」

■■■PHOTOGALLERYにて、全試合写真掲載中■■■

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