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ベスト4進出チーム。「東京2020ビーチバレー代表決定戦」女子大会

2021.05.22

東京2020ビーチバレーボール競技の開催国枠としての出場が内定する「東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦」女子大会第1日目が5月22日(土)、東京都立川市のドーム立川立飛で開催された。

初日は6チームが出場し、第3シードから第6シードまでの4チームが1回戦を行う。勝利チームは第1・第2シードとの2回戦に進出。1、2回戦で敗れたチームは敗者復活戦へまわり、一度負けても準決勝進出へ可能な変則ダブルエリミネーション方式で行われた。

明日23日(日)の準決勝に駒を進めたのは、鈴木千代(クロス・ヘッド)/坂口由里香(大樹グループ)組、西堀健実(トヨタ自動車)/溝江明香(トヨタ自動車)組、石井美樹(荒井商事/湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(オーイング)組、長谷川暁子(NTTコムウェア)/二見梓(東レエンジニアリング)組となった。

坂口佳穗(マイナビ/KBSC)/村上礼華(ダイキアクシス)組と草野歩(パソナ)/橋本涼加(トヨタ自動車)組は、敗者復活戦で敗れ、敗退となった。

以下6チームのコメントは下記の通り。

■石井/村上組
石井「明日の勝利のカギは、サーブとディフェンス。相手も大きいし粘りもある。いろんなところに落としてきて考えてくるのでそれを拾ってミスにならないようにしていくのポイント。準決勝でリオ五輪予選で一緒に予選を戦った西堀/溝江組と当たるが、決勝で当たりたかった相手。お互いいいプレーしあって最高の大会になればいい」

村上「コートインタビューで思わず泣いてしまったのは、明日の対戦相手が西堀/溝江組と聞いたから。みんな、いろんな想いを持って戦っている。決まるのは目の前の一球の積み重ね。どういう気持ちで向き合えるか。どのチームもがんばってきたと思うので、負けたチームの気持ちもしっかりとらえて受け取ってがんばりたい」

■西堀/溝江組
西堀「五輪出場にかける覚悟と、他のチームよりたくさん失敗していきているので、それも大きな強みになっている。私たちは普段屋内コートで活動しているので、ほんの少しだけ有利だとは思うけど、そんなに大きなアドバンテージは感じていない。サーブが変化しないのが大きな特徴だと思う」

溝江「今回の会場はエンドから空気が抜けているので普段活動しているコートとは違うのでそこは意識した。二見選手をサーブで狙った方が自分たちのディフェンスがしやすいと思ってそれを徹底できた。明日カギとなるのはサーブ。サーブからのディフェンスが持ち味なので、一番最初の起点がカギとなってくる」

■鈴木/坂口組
鈴木「今日は課題が見当たらないほどのパーフェクトに近いゲームだった。草野/橋本組というこの前、負けた相手にものすごく準備してやりたいことで戦術ではめることができた。明日も失点があったとしても、自分たちが悪いのではなく今のは相手がよかったねってポジティブな気持ちで戦っていきたい」

坂口「屋内ということで作戦の立て方がいつもと違うけれど、試合を重ねることでアイデアが出てくるようになった。石井/村上組はサーブがいいチーム。Aパスになることはまずないという意識でサーブレシーブをして客観的に一歩引いてプレーできたのがよかったと思う」

■二見/長谷川組
長谷川「3試合できたのでこれを明日に活かすしかないと前向きに思っている。どのチームよりもたくさん試合ができたので明日も楽しんでやりたい。相手によってタイプが違うので、そういう部分でも切り替えなければいけないという点と、3試合やったけれど毎日2部練習しているので体力的には問題ないという自信はあった」

二見「徐々に試合を重ねるごとにいい発見ができている。今日戦った3試合を活かしたい。体力だけは自信があったし、そこに怖がることなくブロッカーとして思いっきりジャンプし続けることができた。鈴木/坂口組はディフェンスがいいチームので打ち出しが速くて上手なチーム。自分たちのペースを作るのが明日の準決勝のカギとなると思う」

■坂口/村上組
坂口「結果的に負けて悔しいけれど次につながる試合ができたと思う。1試合目はミスも多くて武器だったサーブが走らなかったので、次の試合は改善してリズムをつかんで勝てたらなと思っていた。負けたけれど、競技生活の中で貴重な経験だった。まだまだ目指したいところはたくさんあるので、またがんばりたい」

村上「悔しい。会場の感覚が屋外コートでいつもプレーしている感じとしっくりこなくて、思うようにサーブやショットを決めることができなかった。最後まで感覚を掴むことができなかった。今後はワールドツアーで上位に進出することを目指していきたい」

■草野/橋本組
草野「2戦で負けてしまい短かったけど、勝負の世界を経験できてとても楽しかった。勝ちにいくために時間を費やしてきたので、悔しい想いはあるが、この舞台で悔しい想いができたということがすごく他のチームにはできない思いだと感じているのでこの経験をこの先も伝えていけたらいい」

橋本「4年間東京五輪を目指してがんばってきた仲間たちと一緒に試合ができてすごく楽しかった。勝ちたかったけれど、足らないところがあったことは自覚している。それ以上にアユさんとのボールのつながり、他のチームとのボールのつながりがとても楽しかった」

■■■PHOTOGALLERYにて、全試合写真掲載中■■■

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