男女ともに決勝進出チーム決まる。「マイナビジャパンツアー第3戦平塚大会ガラナ・アンタルチカ杯」2日目。

2022.09.03

　ビーチバレーボール国内最高峰の競技大会「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022第3戦平塚大会ガラナ・アンタルチカ杯」」2日目が9月3日、神奈川県平塚市湘南ひらつかビーチパークで開催された。大会初日はシングルトーナメントでの予選が行われ、2日目は決勝トーナメント準々決勝と準決勝が行われた。

　女子において決勝進出を決めたのは、長谷川 暁子（NTTコムウェア）/坂口由里香組と柴麻美（株式会社帝国データバンク）/西堀健実（トヨタ自動車株式会社）組だ。

　今季初のマイナビジャパンツアー参戦となった柴/西堀組は、シーズン開幕当初プロツアーで対戦して「ボロボロに負けた」（西堀）という橋本/村上組と対戦。第1セットを先取されたカタチとなったが、接戦となった第2セット、第3セットを競り勝ち、決勝進出を決めた。

　ベテランとして奮起を見せた西堀は、「今大会はノータッチでサービスエースをとられないようにすることをひとつの目標にしていた。サイドアウトさえ切れれば、麻美がツーで切り返してくれるのでいいリズムを保つことはできていた」と試合を振り返った。

　男子において決勝戦へ駒を進めたのは、石島雄介（トヨタ自動車）/黒川寛輝ディラン（しながわシティビーチバレーボールクラブ）組と長谷川徳海（フリー）/倉坂正人（フリー）組だ。石島/黒川組はマイナビジャパンツアーでは初めての決勝進出、長谷川/倉坂組は第1戦以来、2回目の決勝進出となった。

　長谷川/倉坂組に対して1セットをとり、フルセットに持ち込んだのは、髙橋巧（ANAあきんど）/古田史郎（DOTｓ）組だ。初ペアとなったビーチバレージャパンでは2回戦負けを喫し、ビーチプロツアーの参戦を経てマイナビジャパンツアーにも初登場。結果的に5位タイに終わったものの、古田がネット際で存在感を見せつけるなど、試合を盛り上げた。

　髙橋とペアを組んで以降、徐々に国内戦の上位に顔を出すようになった古田は、「負けて悔しい気持ちはあるけれど、このペアで練習するようになって毎日ワクワク感のほうが大きい。今回の結果も及ばなかったけれど、次はこうしていきたいと見えた試合だった」と手応えを感じていた。

　レシーバーとしてチームをリードする髙橋も「古田さんは攻撃力があって滞空力もあるのでブロック力もあると感じている。あとはつなぎの部分を詰めていけばもっと点をとれるようになると思う」と今後の課題を口にした。

　最終日となる4日は、朝9時から男女3位決定戦、決勝戦が行われる。

写真/松永和章