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男女ともに世界選手権出場権を獲得。「2026ビーチバレーボールU18アジア選手権」

2026.05.10

「2026ビーチバレーボールU18アジア選手権大会」最終日が5月10日、ウズベキスタンのタシケントで行われた。9日の決勝トーナメントで女子の今井理梨花/佐野倖春(ともに文京学院大女子高)組が準決勝進出を決めた。男子の柏木陸歩(鹿屋高)/杉浦爽太(岐阜商高)組は、日本勢として7年ぶりに準々決勝へ進出。オーストラリアに敗れたが、最終日は5位決定戦へ臨んだ。

準決勝で中国と対戦した今井/佐野組

 今井/佐野組は準決勝で中国と対戦。長身ペアに対し第1セット序盤はサーブで崩し、ブレイクポイントを重ねていく。しかし、中盤以降はサーブで狙われていた佐野が「日本にはない高さだった。ぜんぜん対抗できなかった」と振り返るように、高さに押され攻撃にミスが出始める。第1セットは中国に18-21と先取された。
 第2セットもなかなかサイドアウトが切れない今井/佐野組。中盤以降、中国の強烈なスパイクを何度も拾う場面も見られたが、一歩及ばず。第2セットも14-21と敗れ、3位決定戦にまわった。

5位決定戦で攻撃を仕掛ける杉浦

 3位決定戦の相手はカザフスタンだった。しかし、最大の武器であるサーブが走らず、先手をとられてしまう今井/佐野組。「今の時点ではディフェンスする際、ブロックにつくタイミングとレシーブに下がるタイミングが難しく、抜かれてしまった」と今井。主導権を握ることができず、第1セット14-21と先取された。
 第2セットも随所で強打を決める場面もあったが、なかなか流れを引き寄せられない日本。15-21と奪われセットカウント0-2と敗戦。最終順位4位でフィニッシュした。世界選手権は本選からの出場枠を獲得した。

 2019年以来、世界選手権への切符をもぎ取れなかった男子は、5位決定戦でイランと対戦した。プール戦では高さを発揮し、堅実なディフェンスを見せてきた柏木/杉浦組だったが、柏木、杉浦ともに「ブロックとレシーブの連携がうまくいかなかった」と振り返るように、イランの攻撃に的を絞れず、リズムに乗ることができない。第1セットを失うと、第2セットはサーブで翻弄され巻き返すことができず、セットカウント0-2で敗れた。この結果により、世界選手権は予選からの出場となる。

出場選手コメント

柏木陸歩(左)「今年は自分が最年長。前回と違って後輩を引っ張る立場になったので、がんばってチームを引っ張ろうと思った。今年はベスト8までいけたけど、本選出場まであと一歩のところで負けたので悔しい。課題はブロック面。サインを出したところをしっかり守れていなくてレシーバーと連携がとれず、相手の思うようにやられてしまった。世界選手権までに克服していきたい」

杉浦爽太(右)「初めてのビーチバレーの国際大会で自分は高さはないけれど、初めのほうは自分のプレーができて攻撃は決まっていたと思う。でも、自信があったレシーブ面はブロックとレシーブの関係がうまくいかなかった。これまでインドアでも経験したことのない高さを経験した。今後はもっと攻撃のバリエーションを増やしていきたい」

小出譜未(右)「初戦のマレーシア戦で1セットを取られてから追い上げて勝利することができた。緊張もあったけれど、まずは楽しむことが一番だと思ったらプレーに集中できた。2戦目は負けたけれど、足は動いていたと思う。オーストラリアを始め各国の高さは規格外。大事な場面でミスが多かったので、しっかり集中して自分たちの武器であるサーブで攻めて、課題を次につなげていきたい」

前島和志(左)「合宿に参加した時から足りないところもあるけれど、自分自身の成長しか感じていない。今大会のような大舞台は初めてで焦ってしまい、初戦は思ったように動けなかった。海外の選手の高さに圧倒された。自分でリミッターを決めると追いつけないので、追い越すくらいの気持ちでがんばりたい」

今井理梨花(右) 「日本国内の選手よりも身長が高く、そういう相手と試合ができたのはすごく楽しかった。でもいつもと全然違う反面、試合は難しかった。全部がうまくいったわけじゃないけど、コーチ陣から打てるボールは打っていこうと言われてそこはできたと思う。ディフェンスは跳ぶのか下がるのか判断のタイミングが難しいけど、ちょっとずつ身につけていきたい。ここで負けてしまって悔しいので世界選手権はがんばりたい」

佐野倖春(左)「日本ではない高さにぜんぜん対抗できなかった。自分のプレーで通用したところは、きわどいところや相手がとれないところに攻撃することはできた。次は世界選手権。実力をつけて上にいけるようにしたい。今後は二刀流としてどっちもしっかりやっていきたい。砂と床は違うからたくさん練習してどちらもできるようにしたい」

加藤あうる(左)「初戦はサーブを打つ時に手が震えるくらい緊張したけれど、だんだんやっていくうちに慣れてきた。まだまだ自分のプレーは出せていないけど、大舞台でどれだけチャレンジしていけれかをテーマに臨んだ。負けてしまったけれど、まだまだ自分の力を出せると思う」

小島颯夏(右)「ビーチバレーは未経験だったけれど、最初の合宿でフェイクセットやツーアタックは思った通りにできなかった。でも代表に選ばれて練習してきたことで、ビーチをやりたいという気持ちが大きくなった。今大会までにインドアをやりながらいろいろなビーチで練習を積み重ねてきてだいぶ砂の上で動けるようになった。これからも両方がんばっていきたい」

 

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