

2026.09.03
今年30周年を迎えた「JVA第30回全日本ビーチバレーボール高校選手権女子 マドンナカップin伊予市」(以下・マドンナカップ)。年々レベルアップを図り、進化を遂げる伊予の舞台で注目を集めたマドンナたちを紹介していく。
一昨年は準々決勝進出、昨年は3位。愛媛代表の境心葉(FC今治高校里山高)は着実に階段を登ってきたが、今年は初戦敗退となった。「絶対勝ちたかったのはあるけど、今持っている自分の力は出せたと思うし、楽しくプレーできたのを見せられたのはよかった」(境)
目標だった地元開催の「マドンナカップ優勝」は、なし得なかった。敗戦直後には涙を堪える場面もあったが、すぐにいつもの笑顔を取り戻していた。目標のひとつには届かなかったが、境はすでに他の目標を実現させている。

3年間通ってきたFC今治高校里山高に、今年1月、ビーチコートがオープンした。境が企画立案し、資金を集め、建設業者と折衝を重ねた末に完成したものだった。
学園長である岡田武史(元サッカー日本代表監督)氏らのサポートはあったが、境が主体的に動き、周りを巻き込んでいった結果だった。
元々、高校にビーチバレー部を一人で立ち上げたのも境自身であり、ビーチバレーという競技に求められる積極性、自立性を再び体現したと言っていいだろう。その境だが「ビーチバレーを教えてくれた人にも、コートを造ってもらい支えてくれた人にも、結果という形で恩返しをしたい気持ちはある」と話す。
まだ、その舞台は残っている。国民スポーツ大会での全国制覇が次の目標である。
写真・文/小崎仁久
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