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女子代表チーム、史上初の決勝進出。「AVCアジアコンチネンタルカップ・ファイナル」

2021.06.26

東京2020のアジア大陸枠を決める「AVCアジアコンチネンタルカップファイナル」2日目が6月26日、タイのナコンパトムで開催された。初日の女子1回戦の結果、準決勝はオーストラリア対中国、日本は地元・タイと対戦。1回戦同様、2勝をおさめ決勝進出を果たした。

女子日本代表がコンチネンタルカップで決勝進出を果たしたのは、コンチネンタルカップ創設以来初めて。明日27日決勝で勝利すれば、アジア大陸枠として東京2020への切符を獲得できる。

ボールに食らいつく二見 

日本は第1代表の長谷川暁子(NTTコムウェア)/二見梓(東レエンジニアリング)組は、第1セットをRADARONG/TARAVADEE組に奪われるものの、第2セットから巻き返す。「昨日に続いて決していい状態ではないが、最後にしっかり勝ち切るというのが今の長谷川/二見組の持ち味。カタチになってきた」と振り返るように第2セットから巻き返しに成功。第2セット途中、タイがコンディション調整でインジュリータイムをとるほどの疲労度を見逃さず、長谷川/二見組は結果2-1(19-21,21-15,15-8)で白星をあげた。

第2代表の鈴木千代(クロス・ヘッド)/坂口由里香(大樹グループ)組はUDOMCHAVEE/WORAPEERCHAYAKORN組を寄せ付けず、2-0(21-18,21-13)で勝利した。
相手のWORAPEERCHAYAKORNは、2019年U21世界選手権で5位に入った現在22歳の期待の大型プレーヤー。タイが誇るベテラン・UDOMCHAVEEと初のシニア代表ペアでこの大一番に出場してきた。今大会、ミスや荒さは目立ったが、「今後、続けていけば、驚異な存在となるだろう」と川合庶監督も警戒する。未知なる相手に対し、鈴木/坂口組は慌てることなく、安定感を見せつけた。

坂口とWORAPEERCHAYAKORNのネット際の攻防戦

今日のゲームについて川合監督は「タイは地元でアドバンテージもあり、事前に練習もできて練習環境がいい状態だった。そのチームに対して、しっかり勝ち抜けたことは日本にとって自信になる。明日の相手は、オーストラリアと中国の勝者。どちらも大型チーム。中国は怪我人が出て、オーストラリアも状態はよくないと見ている。相手の戦況をよく判断して、明日も一丸となって試合に挑みたい」と気合いを込めた。

27日決勝戦の相手は、準決勝の結果、中国に決まった。中国は第2代表の負傷により、第1代表(XUE/WANG)組が奮闘し初日からゴールデンマッチを制し、勝ち上がってきた。明日の決勝戦も第1代表との対決が見込まれる。試合は27日日本時間13時から開始となる。(第2報)

写真/JVA現場スタッフ、AVC

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