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水町/黒澤組、ベスト4入り決める。「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」

2026.09.30

 「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」ビーチバレーボール競技・男女準々決勝が9月30日、愛知県碧南市・碧南ビーチ緑地で行われた。女子の松本恋(JR東海高島屋)/松本穏(JR東海高島屋)組、男子の水町泰杜(トヨタ自動車/ウルフドッグス名古屋)/黒澤孝太(トヨタ自動車)組が挑んだ。水町/黒澤組は、ビーチプロツアーで2戦2敗していた大型の中国と対戦し、セットカウント2-1(19-21,21-13,15-12)とフルセットの末、勝利。1日に行われる準決勝進出を決めた(女子準々決勝レポートは別途配信予定)。

 三度目の正直だった。過去2戦は中国の高さの前に屈したが、水町/黒澤組は決して同じ過ちを繰り返さなかった。第1セットは中国に奪われたものの、相手と対等にラリーを繰り広げ、ネガティブな部分は見られなかった。

 第2セットは水町が「こう進んでいったらいいな、というかたち、想定通りだった」と振り返るほど、サーブのバリエーションで相手を揺さぶり、序盤から相手のこぼれ球を得点へつなげていく。それが相手のミスを誘うことになり先手をとった水町/黒澤組は、最大の武器であるフェイクセットからのコンビネーション攻撃も冴える。理想のゲーム展開へと持ち込み、21-13と奪い返した。

 勝負の第3セット。「中国のブロッカーは、前方のボールが弱い。タフな試合になると疲れてくることが過去2試合を通じてわかっていた」と黒澤。サーブの狙いを切り替えた作戦が功を奏しリードを奪った水町/黒澤組は、中国のブロックに的を絞らせず、しっかりサイドアウトを切っていく。

 とくに有効的だったのは、ネット中央からのコンビネーション攻撃。「中国のブロックが高い分、外から広がって打つと角度が狭まってしまう。過去2試合でシャットアウトされるケースが多かったので、ネット中央からの攻撃とサイド攻撃の使い方を工夫していった」と水町は言う。

効果的なサーブを打っていた黒澤と水町

 まさに敗戦を糧にして大舞台で勝利を得た水町/黒澤組。ついに男子において16年ぶりのメダルが見えてきた。

「最初はメダルなんて考えていなかったけど、僕はこの舞台で最後まで試合したいなと思っていたので、まずはクリアできてよかった。この大会が孝太との最後の試合なので、悔いが残らないように挑みたい」と述べた。

 黒澤も「やるからには表彰台を目指したいと思っていたし、それが見えてきた。ここで浮かれずに次の相手を倒してひとつでもいい色のメダルを獲りたい」と気合いを込めた。

 10月1日、水町/黒澤組は決勝進出をかけ、インドネシアと15時から対戦する。

写真/小崎仁久

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